習慣より気分を大切に 「按田餃子」店主・按田優子さん vol.4

暮らしのおへそ
2019.04.11

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さらに、ちょうどその頃、縁あってペルーへ旅出つことに!

「知人から、保存食のアイデアを使って、インフラの整っていないペルーでの国際協力事業に参加してみないかと誘われたので、喜んで引き受けました」

ジャングルの中にある農家に寝泊まりしながら、5年間にわたって行ったり来たりしたそう。

「向こうでは、こういう映画が好きとか、こんなブランドの服を持っているとか、そんなことは全然意味がない。それよりも森の歩き方を知っているほうがよっぽどエライ(笑)。火をおこしてバーベキューができるとか、生きるために必要な能力があるほうが大事だと思うようになりました。だから、物欲がまったくなくなっちゃったんです」

按田さんは「私にはおへそ=習慣がないんですよ」と語ります。

「あえて習慣というものを持たないようにしています。ルーティンを決めちゃうと、絶対にやらなくてはいけなくなるでしょう? 冷たいお水が飲みたいのに、朝は絶対白湯を飲むとか。そういうことより、『気分』を大事にしたいなあと思って」

日々のご飯作りも同じです。お腹がクウとなったら、さあ何を食べようか? とキッチンを見渡す……。そうやって自分の気分と相談しながら作って食べるほうが、無駄がなく理にかなっているよう。あえておへそを手放してみる。そんな生き方、暮らし方もあるということを教えてもらいました。

自分をリセットする

一日の終わりには銭湯へ。
休みの日には海水浴へ。
自分をゼロに戻す時間が大事。

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家にもお風呂はあるが、基本的には銭湯へ。大きなお風呂にゆったりつかる。

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夏になると、天気がいい休みの日には神奈川県の三浦海岸まで海水浴に出かける。シュノーケリングが大好き。

 

「暮らしのおへそ Vol.26」より
photo:枦木 功 text:一田憲子

 

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Profile

按田優子

Yuko Anda

大学在学中にアルバイトでマクロビオティックに関わり、その後、乳製品、卵、砂糖を使わないスイーツの商品開発に携わる。乾物料理専門店でのメニュー、商品開発を経て独立。ペルーのアマゾンで保存食の知識を生かして国際協力事業に参加。2012年、写真家の鈴木陽介氏と共に「按田餃子」をオープン。

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