イルマリ・タピオヴァーラの「ファネットチェア」~halutaの北欧アイテムvol.18~

今日のひとしな
2016.05.18

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みなさん、生活いろどってますか?
今日は、木目を生かした家具が主体の北欧家具のなかではちょっとめずらしい、色付きの椅子をご案内しましょうね。

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いわゆる、今ある「椅子のもと」を作ったデザインはいくつかありますが、うちのひとつが、17世紀後半にイギリスで生まれた「ウィンザーチェア」と言えるでしょう。

厚めの座板に、細いスポーク(背棒)、背板を接合したかたちが特徴で、その後、同タイプをアレンジした椅子が何千、何万と生まれました。なかでも「着色」という新しい概念を植え付けたのが、こちらイルマリ・タピオヴァーラがデザインしたファネットチェアです。

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座面は木目のまま、脚と背の部分だけが、潔い黒。このコントラストがシックで、とても新鮮です。他にも白や、逆に座面だけ着色したタイプもあります。

この発想は、デザインをしたイルマリ・タピオヴァーラさんの経歴を見ると、なんとなくわかるような気がします。

フィンランドで生まれ、まずはアルテック社でアルヴァ・アアルトさん(vol.1を参照してね)とともに働いたあと、ロンドンのアルテック社に転属、続いてフランス・パリにいるコルビュジェさんに、さらにアメリカ・シカゴのミース・ファン・デル・ローエさんにと、つぎつぎ建築界の巨匠のもとに師事。まさにひとりだけでは飽き足らず、いろんな人の美学を貪欲に学ぼうとする姿勢は、今どきの感覚を持ち合わせた人だなぁと思います。

そんなタピオヴァーラさんだからこそ、その後デザインした作品は、独自のセンスを持っています。それは色のみならず、ほら、ちょっとした丸みを帯びた脚のシェイプなどに、どこかユーモラスでモダンなセンスのようなものを感じます。

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背もたれの立体的な6つのスポーク(背棒)は1本ごとに微妙に異なる角度がついており、座ると背中を優しく支えてくれます。

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サイズ感もコンパクトで座面も低めにできており、日本の住宅環境にも馴染みます。座面には円状のくぼみと、前部分に緩やかなカーブがつけられており、安定感のある座り心地です。

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「軽くて、扱いやすいですし、単体でおいて置いてもさまになる。部屋のアクセントにひとつは欲しい椅子だと思います」
と、halutaのオーナーが実用的コメントで締めくくってくれました。

1501204_21¥65,000~

haluta

主にデンマークから仕入れたヴィンテージの北欧家具、雑貨を扱う。「今日のひとしな」コラム執筆は、ウェブブック「haluta365」編集長・山村光春さん。

 

haluta kanda(ハルタ カンダ)

東京都千代田区神田須田町1-25-4 マーチエキュート神田万世橋

TEL:03-5295-0061

11:00~21:00(日祝 ~20:00)

 

haluta AndelLund(ハルタ アンデルンド)

長野県上田市小泉821-1

TEL:0268-71-3005

12:00~17:00(火、土、日祝のみ営業)

http://www.haluta.jp

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