イーオクト代表 高橋百合子さん 60歳をすぎてから見つけた「おへそ」 Vol.1

暮らしのおへそ
2016.06.01

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まるで映画のワンシーンのよう絵になる素敵なこの夫妻は、「イーオクト」代表の高橋百合子さんと、建築家のエドワード鈴木さん。

朝8時、高橋さんはご主人のエドワードさんと共に自宅を出発します。オフィスまで歩いて30分。途中で別れて、エドワードさんはカフェで朝食を取り、ご自身の設計事務所へ。高橋さんは会社へ。これが、高橋さんの「おへそ」でした。

「以前は、どんなところに行くにも必ず車だったんです。車がなかったら、会社へどうやって行こうかしら?と途方に暮れていたぐらい」と笑います。

 これではダメだ!とフィットネスクラブに通い始めたのが10年前。

「これまで、何度も会員になっては行かなくなって会費を無駄にしてきました。自分ひとりでは続けるのは無理。だから、夫を誘うことにしたんです」。

 さらに、パーソナルトレーナーと「次回の約束」をするという、続けるためのしくみもつくりました。

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「すばらくすると、別人のように体が変わってきたんです。筋肉がついて、歩くのも億劫でなくなりましたね。今まで生きてきた中で、肉体的に、今がいちばんいいかな」。

 東京、神宮前にオフィスを構える「イーオクト」は、スポンジからブランケットまで、サスティナブルで、環境に優しい日用品の輸入、卸を手がける会社です。その代表取締役が高橋さん。グレーヘアがお似合いで、知的で上品。誰もが「こんな風に素敵に歳を重ねたい」と思うはず。なのに……。

「私は、つい3年ほど前まで、ただぼんやりと、なんとなく生きてきただけなんです」と聞いて驚きました。

 新聞社勤務を経て結婚。40歳までは、専業主婦として過ごしていたそう。古巣の新聞社から広告制作の依頼を受けて仕事を再開。その後、出会った仕事を一生懸命にこなすうちに、“成り行きで”会社を立ち上げることになったのだとか。”ぼんやり”が少し変わり始めたのは、数年前に仲間たちとインターナショナルスクールの立ち上げに関わったのがきっかけ。

「中心人物でもあった知人は、自分のビジネスで忙しいはずなのに、後継者を育てるこの学校作りに情熱を注いでいました。その彼が、しょっちゅう言っていたんです。『人生は一回きり。だから。自分のやりたいことをやる』って。その言葉を耳にするうちに、『私にとってやりたいことってなんだろう?』と考えるようになりました」。

 

Vol.2に続く

『暮らしのおへそ』vol.21より text:一田憲子 photo:中川正子

Profile

高橋百合子

Takahashi Yuriko

E.OCT代表取締役。新聞社勤務を経て1987年に会社を設立し、広告制作や展示会のプロデュースなど幅広い業務を手がける。スウェーデンのゴミの圧縮機器に感動し輸入販売を開始。今は、環境に配慮されたサスティナブルな社会づくりを目指し事業を展開。ご主人は建築家のエドワード鈴木氏。

 

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