「ヤエカ」 井出恭子さんインタビュー(前編) 「日々の料理には生活のセンスすべてが含まれている。」

暮らしのおへそ
2016.01.16

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「ヤエカって知ってる?」数年前から、おしゃれな人たちの間でこんな会話を聞くようになりました。やがて、看板もないマンションの一室の扉を自分で開けて入る「ヤエカ アパートメント ストア」が、そして住宅地の中の一軒家を改装した「ヤエカ ホーム ストア」がオープン。今までのブランドの直営店とはまったく違う趣に、ハッと心をつかまれました。この「ヤエカ」を夫の服部哲弘さんと共に立ち上げたのが井出恭子さんです。

 井出さんのおへそは何ですか? との尋ねてみると、意外や「毎日の料理かな」という答えが返ってきてびっくり! 仕事を終えて自宅に戻ると、まっすぐにキッチンに入るそうです。

「毎日ゼロから作るのは大変だから、いろんなものを浸けてあるんです。ミョウガやプチトマトのピクルス、肉のオイル漬けや塩漬けとか」と教えてくれました。

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この日は、たっぷりの野菜と漬け込んだ肉を煮込んだ一皿を。味付けはシンプルに塩だけです。ひよこ豆で作り置いたフムスや、マリネを一緒に並べたら、たった1時間で見事な食卓の準備が整いました。

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「料理って、とてもクリエイティブな作業だと思うんです。同じ素材で一品だけ作る人と、何品も作っちゃう人といるでしょう? それは生活のセンスそのものだと思います。高い肉と安い肉、どっちを買うかだってセンス。高いけれど、それだけの価値があるか、安くても価値があるか。主婦はすごいスピードの判断力でそれを見極め買い物します。洋服は毎日買うものではないけれど、その手前にある“食べ物を買う”って、本当にいろいろな勉強になると思います」

 そんなお話を聞いていると、毎日当たり前に繰り返してきたご飯作りを新しい目で見直したくなります。

 

→後編はこちらから

 

『暮らしのおへそ』Vol.20より photo:馬場わかな text:一田憲子

 

 

ヤエカ ホーム ストア

Profile

井出恭子

Ide Kyoko

3年間会社員として働いたのち、スタイリストとして活躍していた服部哲弘さんと共に「ヤエカ」を立ち上げる。ウィメンズのスタートをきっかけにデザイナーとして参加。一昨年、白金の一軒家で、ヴィンテージ家具や雑貨と洋服を揃えたライフスタイルショップ「ヤエカホームストア」を開く。

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