ついにオープン!「無印良品 銀座」へ行ってきました!

編集部ブログ
2019.04.05

こんにちは、編集スタッフの津田です。東京の桜も満開を迎え、日差しがあたたかく心地よいお天気が続いていますね。春のお出かけスポットとして本日おすすめしたいのが、こちら。

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4月4日(木)にオープンした、「無印良品 銀座」です。銀座3丁目の並木通りに面していて、交通アクセスも良く、うれしい立地。こちらは、「無印良品」の“聖地”として親しまれ、昨年12月に惜しまれながら閉店をした有楽町店に代わる世界旗艦店。B1F~10Fまで、この建物丸ごと全部「無印良品 銀座」で、店舗面積はなんと世界中にある「無印良品」の中で一番大きいのです!

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そんな今話題の「無印良品 銀座」に、編集スタッフ津田が一足お先に行ってきました! とは言え世界最大がゆえに、見どころ満載すぎて1日で楽しみつくすのは至難の業。そこで、本日は「暮らしとおしゃれの編集室」を読んでくださっている皆さんへ、おすすめのポイントをピックアップさせていただきました。キーワードは「本好きにはたまらん!」です。


●「MUJI BOOKS」

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まず編集スタッフ津田が注目したのは、4Fにある「MUJI BOOKS」。注目ポイントは、こだわりの選書。1つのテーマに沿ったあらゆる本が集められています。普段、自分では手にしないようなジャンルの本でも、読んでみると面白く、意外とはまってしまうことも。「MUJI BOOKS」だからこその、偶然の出会いを楽しむことができますよ。

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こちらの棚は、月ごとにラインナップが変わるそう。今月は新生活を意識した、お弁当や献立作りの本が中心。また、体調をくずしやすい季節の変わり目ということで、身体がテーマの本もずらり。

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おいしそうな表紙ばかりですね~。特に、一番上の棚にある、ジャムのシズル感がすごいレシピ本。こんな朝ごはんって素敵だなぁ~と手に取ったのは、『ムラヨシマサユキのジャムの本』。実は当社の先輩編集者の担当書でした! 先輩、棚の中でひときわ目立っていましたよー!

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「MUJI BOOKS」楽しいー! と、はしゃいでいると、何やら見かけないジャンルの本棚が。スタッフさんに「MUJI BOOKS別注」とは何ですか? と聞いてみました。

「MUJI BOOKS限定の表紙カバーをつけた、特別版の本のことです。世の中には、素晴らしい本なのに絶版になってしまっているものがたくさんあり、これをなんとかできないかと。そこで出版社にお願いし、特別にカバーデザインをMUJI BOOKS仕様に変えて再販していただいたのです。第一弾として、2011年に開催された幻の展覧会『包む―日本の伝統パッケージ』の図録の出版が実現しました」

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一番左側にある白い表紙が元々の本、中央が今後一般の書店などに流通する 新しい表紙の本、そして一番右側が「MUJI BOOKS」限定のものです。「無印良品」のインテリアに馴染むように、あえて書名を黒くしてシックでおしゃれな印象にしたのがこだわりだそう。元々あるものに新しい魅力をプラスし、さらに多くの人に手に取ってもらいやすい本を作ってしまうとは、「MUJI BOOKS」の力、すごすぎです!


●「ATELIER MUJI」


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次に6Fへやってくると、一段とおしゃれな空間が。こちらは「ATELIER MUJI」。

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「ATELIER MUJI」には、デザインにまつわる書籍を集めたライブラリーが。ここにある本は、写真右側のバーカウンターや奥のテーブル席でじっくり読んで楽しむことができるのです。

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このあたりでひと休みを、とコーヒーをいただきました。こちらのカウンターテーブルは、なんと樹齢400年のクスノキを手挽きで切り出し、あえて塗装などをせずに仕上げられたもの。表面を触ってみると、確かに自然素材そのままの良さとぬくもりが強く感じられます。とっても心地よい時間を過ごすことができました。なんとこのサロンは深夜2時まで営業しているそう! カフェタイムをゆっくり過ごすのはもちろん、銀座の夜を存分に楽しむこともできる穴場スポットになりそうですよ。


●「MUJI HOTEL GINZA」


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そして、「ATELIER MUJI」の向かいには、「無印良品」日本初のホテル「MUJI HOTEL GINZA」の入口が。なんとこのフロント横にも、素敵なブックコーナーがありました! さて、どんな本が並んでいるのでしょう……。

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おや? と気になり思わず手に取ったのは、こちらの和綴じの古書。「昔の銀座って、こんな感じのだったのね」「この建物、今でもあるよね」と、「MUJI HOTEL GINZA」が生まれた今の銀座と、数十年前の銀座の様子を比べて楽しむことができます。


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小さくて、とってもかわいい豆本もありました。中身は宮沢賢治の『やまなし』や宮原晃一郎の『虹猫の話』といった童話。この他にも、この街の歴史を楽しくひもとける本や、浮世絵など日本の伝統工芸を身近に感じられる本などがズラリ。ここに宿泊する外国人だけでなく、日本人も、夢中でじっくり見すぎて、「気づいたらこんな時間!?」なんてことになりそうな予感です。


●「MUJI HOTEL GINZA」

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そんな素敵なブックコーナーを堪能し終え、いよいよ「MUJI HOTEL GINZA」へ潜入。6Fがフロントになっています。このシックなグレーの石壁は、100年以上前に東京都を走っていた路面電車の敷石を使っていて、時間を経た素材の風合いがとっても素敵。まさに、「MUJ IHOTEL GINZA」の顔ですね。

ホテルのコンセプトは「アンチ ゴージャス・アンチ チープ」。五つ星ホテルのように豪華ではないけど、格安ホテルよりも満足感のある “ちょうどいいホテル”を目指しているそう。銀座の一等地であるにも関わらず、宿泊料金がお手頃価格なのもうれしいところです。


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内装は「シンプルと良質」をテーマにデザインされていて、天然素材の木・土・布がふんだんに使われています。写真奥の黄土色の土壁には「無印良品」の聖地としての役割を引き継ぐ意味で、昨年閉店した「無印良品 有楽町店」の土が練り込まれているのだそう。


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日本らしさを感じることができる畳のお部屋は、外国人旅行者に人気。いろいろなタイプの客室を見る中で、「どの部屋も、なぜこんなにホッとするのだろう?」と疑問に思った津田。その秘密をスタッフさんに直接聞いてみました。
「客室のテーマである”家のようなくつろぎと気持ちよさ”を追及するために、使い勝手の良さと心地よい眠りにこだわりました。また、意図的に天井を高くしているので開放的な空間となっています。」


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ここにも小さな本棚が。外国人旅行者に人気がある畳の部屋だけあって、置かれている本は日本をテーマにした洋書が中心。「MUJI HOTEL GINZA」の気配り力が光ります。

また、客室内の気に入ったアイテムは、もちろん下の販売フロアで購入可能。普段なかなか試せないベッドなどの家具、空気清浄機やコーヒーメーカーなどの家電の実際の使用感を確かめることができるのは、貴重な機会。宿泊したお客さんの中には、「無印良品」のベッドの寝心地にほれ込み、帰りに購入する方もいたそうです。

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一番広いこちらのお部屋には、写真集や画集がディスプレイされた大きな本棚が。座椅子やソファに深々と座り、くつろぎの空間でゆっくりと読書を楽しむなんて、とっても贅沢な時間ですよね。

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こちらのお部屋、注目すべきポイントはそれだけではありません。一番の目玉は、バスルーム内にある浴槽。

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こちらの浴槽は、なんと天然のヒバ製! 浴室内に足を踏み入れるだけで木の香りに包まれて、とっても気持ちがいいです。お湯をためるとさらに香りが増すそうで、リラックス効果も抜群。すごく疲れた入稿後は、頑張った自分へのご褒美に、ここに泊まってゆっくりしたお風呂時間を味わってみたいです~!

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9タイプ、全79室の客室の中で、編集スタッフ津田の心が一番躍ったお部屋はこちら。2段ベッドが配置されていて、壁一面に据えられた本棚には赤塚不二夫や水木しげるなどの昔懐かしいコミックスもあり、まるで秘密基地のような“おこもり系”のお部屋。ワクワク感が止まらず、つい夜更かししてしまいそうです。

「MUJI BOOKS」「ATELIER MUJI」そして、こちらの「MUJI HOTEL GINZA」と、それぞれのコーナーに、ぴったりの本が丁寧にセレクトされていて、編集者になりたての津田はもう感動しまくりでした! 「無印良品 銀座」は、本の素晴らしさ、楽しさに改めて気づかせてもらえる場所です。本好きの方でしたらぜひ、そんなちょっぴりマニアックな目線で、このニュースポットを楽しんでみることをオススメします!


●「MUJI DINER」


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他にも「無印良品 銀座」ならではのフロアがたくさん! その一つがこちらの「MUJI DINER」。開放的なオープンキッチンに、旬のお魚や野菜など、美味しそうな材料がずらり。7:30~11:00は朝食メニューを味わうことができますよ。早起きして銀座の街で朝活なんて、素敵な一日の始まりですね。

 

●「無印良品」

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「無印良品 銀座」で驚くのは、品ぞろえの豊富さ。陳列棚の上から下まで、余すところなく商品が並んでいて、まさに圧巻の光景です。

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こちらのステーショナリー売り場は、ペンだけでこの写真に収まりきらないほどの、圧倒的なボリューム。棚の下にはノートが並んでいて、無駄なスペースが全くありません。これだけ品ぞろえが充実していると、欲しいものがすべて見つかりそうで、とっても心強いです!

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最後に、地球環境へ配慮した「無印良品 銀座」の新たな取り組みのご紹介です。ポリエステル製の買い物袋をなくし、紙袋とリサイクルバッグだけの包装になりました。その代わり、各フロアのレジ前ではマイバッグの品ぞろえが豊富に。

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大きな商品は、このリサイクルバッグで自宅へ持ち帰ることもできます。このバッグは「無印良品 銀座」限定の販売で、回収後リサイクルされる循環型買い物袋。大・小の2サイズあり、ともに150円。一部を除く全国の店舗にて返却すると、150円が返金されるシステムになっています。写真のように、「無印良品」の定番人気商品「体にフィットするソファ」もすっぽり入る大きさ。「無印良品 銀座」の取り組みをきっかけに、私たちもマイバッグを持ち歩き、環境にやさしい暮らしを心がけたいですね。

銀座の新たな観光スポットとして、愛されること間違いなしの「無印良品 銀座」。ここではご紹介しきれない「隠れたこだわり」がまだまだあります! とにかくとっても楽しい「無印良品 銀座」へ、ぜひお出かけしてみてくださいね。


無印良品 銀座
東京都中央区銀座3-3-5
TEL:03-3538-1311
https://shop.muji.com/jp/ginza/

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