春めいたら、鮮やかな「そよご染め」のストールを

~ うすけはれ より vol.28 ~   春。冬の静かな景色から、若葉が芽生え、梅が咲き桜が咲く頃。身の回りの山々が淡くカラフルな色に移ろうなか、緩やかにそして力強く変化していく様子を見ていると、山々の自然から背中を押されているように感じます。 今日も寒い冬。暖かい春が楽しみです。     ようやくきた春。 待ちに待ったときがきたという気持ちを胸に、「うすけはれ」では毎年展示会を行います。私たちに春の訪れを感じさせてくれるのは、長野県でそよご染めをされている北澤さん。春の訪れとともに、美しい色に染められたストールを届けてくださいます。               そよごは「冬青」と書き、諏訪の冬の厳しい寒さの中でも、凛とした美しい緑の葉を保っている植物です。   「一年中青く栄える木―さかき」ということで、寒さが厳しい諏訪では榊が育たないため、諏訪大社の上社、下社をはじめほとんどの神社でこのそよごが玉串に使われているそう。上社、下社など神社の境内にはたくさんのそよごの木が植えられているそうです。     染物の多くは、染料として何を使用しているかを明記しているものが多いのですが、その植物からは思いもよらない色で染められていて驚くこともしばしば。このそよご染めも例外ではなく、青々とした美しい緑の葉っぱから生まれるのは、鮮明な赤色。特にシルクオーガンジー素材のストールは、はっとするような美しさです。   その他にも、畑で育てた藍やハーブ、近隣で採取した木、草、花などの身近な植物で草木染めされたストールたち。   美しい色というのはどうしてこんなにも見る人の心を奪うのでしょう。季節はもうすぐ春。今年もまた色あざやかな美しい季節がやってきます。     オンラインショップ はこちら →その他の「うすけはれ」の記事はこちらから →その他の「今日のひとしな」の記事はこちらから