【新刊情報】梅しごとの完全バイブル!『石原洋子の梅干し 梅酒 梅料理』撮影、制作の裏話

編集部のつぶやき
2022.04.09

昨日おしらせさせていただいた4月22日発売の新刊『石原洋子の梅干し 梅酒 梅料理』石原洋子先生が長年に渡り試行錯誤を重ね、時代に合わせて形を変えつつ、作り続けてきた梅しごとの全てを収録した永久保存版です。今日はこの本の撮影、制作の裏話について少しご紹介させていただこうと思います。

実はこの本、企画から発売まで3年以上もかかっている超大作です。
企画を石原先生にご相談し始めたのが2019年。真夏にクリスマスの撮影をするこの時代でも、梅だけは旬の時期にしか材料が手に入らず、翌年の2020年に撮影することになっていたものの、この年の春には新型コロナウイルスが広がりはじめ、初めての緊急事態宣言が発令。やむなく撮影が延期となりました。その間も石原先生、ライターの遠田敬子さんと一緒に試作を続け、2021年に満を持して撮影開始。

梅農家の方にご協力をいただき、事前にその年の梅の発育状況をおうかがいつつ、撮影日を設定。小梅に始まり、青梅、黄梅とそれぞれの旬の時期にじっくりと梅しごとと向き合いながら、丁寧に撮影を進めてきました。

刻一刻と変化していく梅干しや梅酒、梅シロップの様子にうっとりしつつも、いよいよ梅雨明けとなり、晴天の日を見極め、無事に土用干しの撮影が終わるまでは、全く気が抜けない状況でした。

こんなにも、季節や天候を気にしながら撮影をしたのは、はじめてかもしれません。

土用干し撮影の日は、何もそこまで晴れなくても‼️というほどの晴天に恵まれました。おかげで、この本の撮影をしてくださった南雲さんはすぐに汗だくになってしまい、なんとこの日、3回以上洋服を着替える羽目に‼️

その後も、冬には出来上がった梅干しを使い、石原先生ならではのシンプルでいてとてもおいしい梅料理の撮影が続きました。

今は無事に校了を終え、4月22日の発売に向けて仕上がった見本誌が届くのを、ワクワクドキドキしながら待つばかりです。アマゾンや楽天では予約も開始され、皆さんにお届けできるのもあと少し!

 

自分で梅干しを作るなんてちょっと大変そう……。そんな印象を持たれている方もいるかもしれませんが、材料はいたってシンプル。難しい作業も一切ありません。むしろ、部屋中があの芳しい香りに包まれる梅しごとは、至福のひととき。しかも、この本で紹介しているジッパーつき保存袋で500gや1kgの少量で作るやり方なら、失敗もありません。

何より、手塩にかけて作った梅干しが完成したときの達成感や愛おしさ、そして市販品とは比べ物にならないほどのおいしさは、手作りした人にしか味わえないものです。

コロナ禍で、以前のように夏休みや冬休みに家族との旅行にも行けず、イベントや行事も縮小するばかり。あっという間に1年がすぎてしまうように感じているのは私だけでしょうか? 
そんなときだからこそ、なおさらおうち時間をより豊かに、そして季節や時の流れを感じながら楽しめる梅しごとを、今年はぜひ皆さんも一緒に体験してみませんか?

 


←【新刊情報】今年こそ梅しごとを!と思っている方に朗報。石原洋子さんの梅の完全バイブルが4月22日に発売します。はこちらから

←石原洋子さんのレシピはこちらにも

 

『石原洋子の梅干し 梅酒 梅料理』(主婦と生活社)
定価:1760円(税込)

梅しごとははじめてという方はもちろん、
もっとおいしく作ってみたい、アレンジを楽しみたいという方にも、
まず、おすすめしたい一冊です!

料理研究家きっての梅干し名人・石原洋子さんが、長年に渡り試行錯誤を重ね、時代に合わせて形を変えつつ、作り続けてきた梅しごとの全てを収録した永久保存版。

ジッパーつき保存袋で500gや1kgの少量から気軽に作れる梅干し作りをはじめ、減塩梅干し、はちみつ入り梅干し、小梅のカリカリ漬け。さらに梅酒、梅シロップ、ジャムやコンポート、梅肉エキスなど。様々な梅しごとを丁寧なプロセス写真とともに詳しく解説しています。さらに、梅干しを使った毎日のおかずレシピもたっぷり掲載。
味を決めてくれる万能調味料として、知らなかった梅干しの魅力や美味しさにも出会えます。

Profile

石原洋子

HIROKO ISHIHARA

料理研究家 。日本料理、フランス料理、中国料理をその道 の第一人者から学び、料理研究家のアシスタントを経て独立。自宅で主宰する料理教室は45年以上にわたって人気。ほとんどの生徒が何十年も通い続けている 。一方、テレビ、雑誌、書籍の分野でも活躍し、そのレシピはしっかりとした基礎と豊富な知識に基づき、繰り返し作れると定評を得ている。生家に梅の木があり、子どものときから梅干しや梅酒作りを見てきたが、本格的に梅しごとを始めたのは結婚してから。そのときから今日まで、試行錯誤を重ね、時代に合わせて形を変えつつ、続けている 。本書はその集大成 。著書は数多く 、どれもが版を重ねている。小社刊には『シンプルはおいしい!』 忙しい人ほど楽になる! 圧力鍋の生涯作り続けたいレシピ100』がある。

 

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