第2回 誰が作ってもおいしい!米粉の型抜きクッキー
こんにちは、米粉料理家・フードコーディネーターの高橋ヒロです。
我が家では、子どものおやつや、人と会うときのお土産として、米粉のクッキーをよく作ります。
生菓子と違って持ち運びやすいし、日持ちもするし、何よりとっても簡単なのに、「おいしい!」と喜んでもらえるのがポイントです。
こんなに簡単に作れて、喜んでもらえるなら、みんなにも作ってもらいたなぁと思い、10月13日に発売した新刊『かんたん、おいしい米粉のクッキー』(池田書店)も制作しました。
レシピで、何より大切にしている事は、誰もがまいにちでも作れるくらい簡単でおいしい事。子どもも大人も、男性も女性も、料理が得意な人もそうじゃない人も、「なんか作れちゃった!」ぐらいの感覚で、おいしく作ってもらえるように、いつも試作を繰り返しています。
今回、クッキー作りに使用したのは、「波里 サクッ!と仕上がるお米の粉 お料理自慢薄力粉」。スーパーで見かけたことがある方も多いのではないでしょうか?
米粉もその他の材料もスーパーで買えるもの、道具も家にあるもので作れると、作りたいと思った時にすぐに作れて、ハードルが下がりますよね。
実は、ひとことで米粉と言っても、様々な種類があります。
小麦粉に強力粉、中力粉、薄力粉があるように、米粉にも種類があるのです。お米ですから、コシヒカリとササニシキでも違いますよね。さらに、粉砕方法によっても異なります。
米粉の種類についての詳しいお話は、また次回ご説明させていただきたいと思いますが、使用する米粉によっては、仕上がりにばらつきが出る場合があります。しかし、多少の食感の差や色の差はクッキーの個性として楽しんでいただけたらと思います。
さて、今日は新刊『かんたん、おいしい米粉のクッキー』の中から、基本のオイルの型抜きクッキーレシピを紹介します。
コツもいらないほど、かんたんなので、我が家の子どももよく作ってくれます。自分で作って食べたり、人にあげたり、コミュニケーションツールとしても楽しめるかと思います。よかったら、お試しくださいね。
オイルで作れる、米粉の型抜きクッキー
【材料 4㎝×4㎝を約16枚分】
米粉 80g
A【砂糖40g 植物油35g 全卵1/2個(25g) アーモンドプードル20g 片栗粉10g 塩ひとつまみ】
【準備】
・オーブンを170℃に予熱する
・天板にオーブン用シートを敷く
【作り方】
①ボウルにAを入れ、泡立て器でよく混ぜる。
②米粉を加えてゴムべらで混ぜ、ひとかたまりにまとめる。耳たぶほどのかたさになればO K(生地がゆるいときは、米粉を小さじ1ずつ加えて調整する)。
③オーブン用シートにのせ、めん棒で5mmほどの厚さにのばす。好みの型で抜き、天板に並べる。
④170℃のオーブンで約20分焼く(うっすらと焼き色がつくくらい)。網に乗せて冷ます。
*お好きな型でO K。数字の型でお誕生日の飾りにもgood
【高橋ヒロの米粉通信①私の原点・グルテンフリーのチーズケーキレシピ】はこちらから
◆来週は、さまざまな米粉の種類ついてご紹介したいと思います。お楽しみに!
Profile
高橋ヒロ
米粉専門家、フードコーディネーター。親の転勤で幼少期は日本中を転々としさまざまな食文化に触れる。大学を卒業後大手旅行会社、IT企業等に勤務。傍らで料理を学びフードコーディネーターとしての活動を始めたが、自身の子どものアレルギーをきっかけに、食育、特に米粉の活用に取り組むように。のちに、社会における米粉の重要性を認識し料理の世界に専念。米粉のセミナーや講座、企業の商品開発、レシピ提供を中心に活動中。著書に『かんたん、おいしい米粉のクッキー 』(池田書店)、『卵アレルギーの子どものためのおいしいおやつとごはん』(成美堂出版)、『作業時間10分米粉100%のパンとレシピ』(イカロス出版)など。
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