レシピ本は〝相棒〟

編集部のつぶやき
2022.09.03


こんにちは。最近、数種類のハーブとにんにくを一緒に揚げる大人のフライドポテトがマイブームの芹口です。(週末、映画鑑賞のおともに最適!)
8月から料理編集部の部員となりました。編集者歴は10年になりますが、主に人物インタビューのコンテンツ作りをしてきたので、「料理編集」としては新人になります。

今回は自己紹介を兼ねた投稿ということで…僭越ながら、私が「レシピ本」をいかに愛しているか、少しお話させてください。

数年前、結婚当初は仕事がとにかく忙しくて、琺瑯の保存容器が冷蔵庫にぎっしり!ゆっくり料理をするのは週末だけ。日曜日に〝つくりおき〟を7~9品くらいまとめて作り、自営業の夫には好きな時間に好きなものを食べてもらう。帰宅時間が遅い私も、その日の気分で好きなおかずを選ぶライフスタイルでした。

当時は「つくりおき」のレシピ本が本当に有難かった……。忙しいとはいえ、家族の健康も気になります。平日の食生活を無理のない範囲で豊かにできたのは、つくりおきのレシピをたくさん提案してくれた数冊の本のおかげです。(編集部・足立が手がけた『常備菜』も愛用)

一転して、リモートワークが定着してからは、毎日料理をするようになりました。仕事を終えて、キッチンに立つ時間が結構好きで、「今日も一日頑張った」自分へのご褒美をこしらえるような感覚があります。時に、気分がいい日はお酒とおつまみを味わいながら、料理する日も♪

忙しい日にフライパンひとつでサッと作れる料理、バーミキュラ(鋳物ホーロー鍋)を使ってコトコト煮込む料理、キャンプで作る外ごはん……どんなシーンでもレシピ本は私の「相棒」で、リビングにたくさん常備しています。


料理中、相棒のレシピ本をそばに置くため、一時は譜面台をインターネットで購入して使用していた時期もありました。(これは家族に爆笑されました……苦笑)

購入時に懸念した通り、狭いキッチンのなかであまりに存在感が大きすぎて、現在はこじんまりとブックスタンドに落ち着きました。(綺麗に半分に折れる本って、使いやすいですよね)

先日、夫の誕生日に「白米を何杯も食べられる料理」をリクエストされたときも、レシピ本に救われました。

普段、糖質制限ダイエットをしているため、誕生日は白米を思う存分堪能したい、とのご要望。お腹に溜まるおかずはNG、ごはんが主役のふりかけや漬物のようなメニューで、何杯も白米を食べたいと。

どうバリエーションをつけようか悩んでいた際、「ご飯のおとも」がテーマのレシピ本を見つけて歓喜。写真で見ると物凄~く地味ですが、救世主のおかげで無事に14品揃え、夫からは「白米の遊園地!」との感想もいただきました。(彦摩呂か!)

そんなこんなで、ユーザーとしても、レシピ本を愛してやまない編集者です。

小学生のころ、粉や生地で本を汚しながら慣れないお菓子作りに挑戦した日に始まり、中高生のころお酒好きの父親のために作ったおつまみも、結婚して両親を家に初めて招待した日に張り切って作ったパーティー料理も、「介護用の宅配弁当に飽きた」という祖父母の家に1週間泊まって、身体にいい料理を振舞ったときも、さらには愛犬の誕生日ケーキを作るときも……。

レシピ本のおかげで、いつも大切な人たちの笑顔を見ることができ、何より一つ一つの食材がごちそうに変身してゆく過程を楽しんできました。

これからは、読者のみなさまが料理するシーンを想像しながら、様々なライフスタイルで「相棒」として活躍するレシピ本を企画していきたいと思っております。これから、どうぞ宜しくお願い致します。(編集部員・芹口)

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