カラダとココロを整える方法vol.3 ~手編み靴下「amine(アミネ)」のこと~アマミヤアンナさん

1週間特集
2016.12.07

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体と心を整える方法として、すっかり日常生活の一部となった冷えとり健康法。ここで少し脱線しますが、昨年わたしたちが立ち上げた、手編み靴下「amine(アミネ)」についてお話しします!

冷えとりをはじめてからというもの、足元のファションが楽しくて、あちこちで4枚目や5枚目にはけそうな靴下を見つけては、試しました。特に、家の中では靴下を増量することが多くて、気づけばかごの中はルームソックスだらけ……。

いろいろ試すうち、手編みの靴下は、機械編みのものとあたたかさが違うことに気づきました。あとで知ったことですが、毛糸はそれ自体が空気を含んでいるので保温性が高く、手で編むことで、空気をいい具合に含んだままふんわりやわらかく編み上がるのです。

ラトビアのおばあちゃんが編んだかわいい柄のものから、物産展で販売しているような素朴なタイプまで、実験好きなので、これまたいろいろ試しました。でも、冷えとりしている足には編み目がきつかったり、長さが足りなかったり……。家ではくにはいいのですが、外にもはいていけるようなものはなかなか見つかりません。

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↑ ここ数年で集まったルームソックス。柄もの、模様編みのもの、足裏に革がついているもの、カシミアで編まれたもの、友人が編んでくれたもの……。ひとつとして同じものはなくて、表情豊かなところに惹かれます。

そんなときに出合ったのが、かかとがない不思議な形のソックス。はいてみると、よくのびてしめつけないし、ねじった形が足にほどよくフィットします。はくたびにかかとの位置をずらすことができるので、かかとに穴があきにくいし、かかとがないのでサイズも選ばず、男性でもはくことができます。

これはまさに冷えとりにぴったり! と、すぐにその靴下の作家さんに相談して、冷えとりしやすいように改良した、重ねばき用のカバーソックスをつくってもらいました。そうして生まれたのが、手編みのねじり靴下です。

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↑ 下はねじり靴下、真ん中はレッグウォーマー。靴下を編むために開発された、ドイツ製のウール混の毛糸で編んでいます。冷えとりでは肌に触れる部分の服は天然繊維をすすめていますが、上に重ねる服や小物は、化繊が混じっていてもOKといわれています。

はじめて「amine」の靴下ができあがったのは、昨年の秋のこと。ちょうどそのころ、現在「amine」を一緒に営む、いまむらゆみさんと出会いました。それから牛歩の歩みで改良を重ね、知人のお店でひっそりと販売スタート。時が経ち、今年の9月末、「くつしたとダンスコ展」で、ようやくみなさんにもおひろめできました……!(感涙) 

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↑ 吉祥寺の「ギャラリーフェブ」で開催された「くつしたとダンスコ展」でおひろめした「amine」の靴下。上段はリサイクルコットン100%の模様編みねじり靴下、下段はウール混のねじり編み靴下。

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↑ 左は、「くつしたとダンスコ展」でご一緒した、「ダンスコ」のブランドディレクター荒井博子さん。「n100」のワンピース1枚に、靴はダンスコで、靴下は4枚。一番外側の靴下は「amine」のねじり靴下です。ノースリーブは、涼しさをキープしながら体幹をしっかりあたためてくれます。足元はレギンスなしで、ウールの靴下を。夏に真似したい冷えとりスタイル!
右は、わたしアマミヤです。「コズミックワンダー」の藍染めワンピースに絹のレギンスとウールのタイツ、靴は「ダンスコ」のブーツで、靴下は4枚。一番外側の靴下は「amine」の模様編み靴下です。ワンピースにはウールのタイツが定番です。

今は、東京周辺の編み手さんにお願いしていますが、地方の編み手さんとも、少しずつつながりはじめたところです。冷えとりで体と心を整えながらおしゃれも楽しみたい! そんな人を応援したいと思ってはじめた活動ですが、何より自分たちが一番楽しんでいます(笑)。

 


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Profile

アマミヤアンナ

編集者、呼吸ラボラトリー主宰。約9年、主婦と生活社で暮らしまわりの書籍や編集を手がけ、2011年にマーマーマガジン編集部へ。2012年に加藤メソッドの呼吸法に出合い、現在は講師としても活動している。2015年春、フリーランスとなり、同年秋に手編みの靴下「amine(アミネ)」を立ち上げる。

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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