「リトル」のタオル「LITTLE SUNSHINE(リトルサンシャイン)」 ~「OEUVRE(ウーヴル)」より vol.2~

今日のひとしな
2016.12.02

今年の8月に、店内にてポップアップショップを行った「リトル」のタオル。知れば知るほどハマり込んでしまう魅力があります。私の今までの知識では到底事足りない、歴史と哲学と……色んなものが詰まっているのです。
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このタオルを知ったきっかけは、ある日、「リトル」の代表である日夏さんから届いたメールにて。ちょうど個人的に、ものや情報が溢れる今に、少し風通しをよくしたいような時でした。今ある流れにとても新鮮な風が吹いたようなたのしさがありました。そしてそれぞれのタオルを送って下さり、実際に日常の中で使用してみたところ、やはり新しい風を吹かせてくれたのです。

自宅に、主人が20年程前にアメリカで購入したタオルがあったのですが、「リトル」との出会いにより、主人は懐かしいタオルの存在感を再確認し、私は全く知らなかった時代の魅力に興味をそそられました。

ポップアップショップでは、日夏さんも2日間店頭に立って下さいました。その間に、たくさんのお話とこだわりや経緯を聞く事ができ、一番堪能していたのは私だったかもしれません。

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「リトル」のタオルで代表的な「LITTLE SUNSHINE」は、日夏さんがタオル作りを始めるきっかけにもなった、古き良き時代のアメリカのタオルをオマージュしてつくられた、綿100%のタオルです。

1960年代のアメリカは、綿花の生産とともにタオルの生産・品質も世界随一で、1人の技術者が仕込みから完成までを任され、すべての工程を同じ工場で一貫生産していたそうです。それにより頑丈で使い込むほどに良くなっていくタオルがつくられ、ホテルなどでも使用されました。

しかし、残念ながら現在はアメリカだけではなく世界的にもタオル生産は分業が主流となり、一貫生産を行うタオルメーカーはほとんどなくなってしまいました。当時、日夏さんを含めその育成型タオルを愛用していた人たちは、アメリカ製のふかふかのタオルが手に入りにくくなりとても困ったそうです。

そんな話を聞いていると、まるでジーンズの話のような……昔、ファッションの先輩から服の知識を教えてもらっていたような不思議な感覚に! あぁ、その時代を過ごしていなかった私はなんて残念! と思ってしまったのです。そして、「リトル」のタオルに、時代をひっくるめてその文化や哲学を、今、体験させてもらっているのだと気付きました。

日夏さんは、日本で創業以来一貫生産をつづける 「HOTMAN」と共同開発し、当時の高度な加工技術を再現。バネのように伸縮するロングパイルツイスト製法を採用しました。さらに当時のタオルを超える最新の技術も駆使し、吸水性に優れた、絶妙な拭き心地のタオルをわたしたちに届けてくれているのです。
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私はもちろんそれから、バスルームにふかふかのタオルを積み上げ、その拭き心地だけでなく、タオルロマンをたのしんでいます。

 

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OEUVRE(ウーヴル)

国内外の雑貨や日用品、服、アクセサリーなどが並ぶセレクトショップ。連載「今日のひとしな」の執筆は店主の牟田絢加さん。

 

福岡県久留米市野中町1270
TEL:0942-33-0107
営業時間:12:00~17:00
休:月曜+不定休(2017年から変更予定。営業日はブログとインスタグラムで確認を)
https://oeuvre.stores.jp
http://store.persica.jp

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