素敵な器を使った朝ごはんコラム、8月担当は「うつわどころ くるみ」佐々木久留美さん

はじめまして。「うつわどころ くるみ」の、佐々木久留美と申します。東京の西荻窪で作家もののうつわを扱うお店を営んでいます。
この度、2020年8月の「器店主の朝ごはん」を担当させていただくことになりました。どうぞよろしくお願いします。

まずは西荻窪という街について、少しご紹介します。
西荻窪は新宿から電車で15分ほど。荻窪と吉祥寺に挟まれた小さな街です。街を流れる善福寺川にはカルガモや鯉が泳ぎ、街全体にのんびりとした空気が漂っています。

お散歩をしていると、あちらこちらに個性豊かなギャラリーやアンティークショップ、雑貨屋さん、美味しいお店があり、お店の顔である店主さんが迎えてくれます。どこか懐かしいような、人と人とのつながりが残る街、それが西荻窪です。

さて、「うつわどころ くるみ」について。屋号はどれだけ頭をひねっても思い浮かばなかったので、私の名前にしました。初めは気恥ずかしさもありましたが、お店のことも私のことも「くるみさん」と呼んでくださる度に、大切な店への思いが強くなっていくように感じます。
始まりは2016年11月に開催した小さな企画展でした。それをきっかけに、2017年2月にオンラインショップをスタート。レンタルギャラリーで展覧会を開催しながら、お店についてのイメージを膨らませるうちに「暮らしを楽しくするためのうつわは、ゆっくりと家で選んだいただきたい」と考えるようになりました。うつわのコーディネートや、お手持ちのうつわとの相性を、家と同じ目線で考えていただきたいからです。

そして2018年9月、西荻窪の住宅街にお店をオープンしました。本当にごく普通の小さな家です。

現在は月に一度の特別展、その他は常設展としてお取り扱いの作家さんのうつわをご覧いただいています。

暮らしが楽しくなるようなうつわをたくさんご紹介していきますので、ぜひ、遊びに来るようにゆっくりお越しください。

これからご紹介する朝ごはんは、2階の和室のちゃぶ台で食べる、普段通りの朝ごはんです。私の料理は食材もありきたりで簡単なものばかり。料理には目を瞑っていただいて、うつわに助けられている様子を参考にしていただけたらと思います。

それではこれからの４週間、どうぞよろしくお願いします。

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