【収納特集】ワンアクション収納で調理がスムーズなキッチン

1週間特集『水谷妙子の片づく家 余計なことは何ひとつしていません。』
2020.08.05


おうちで過ごす時間が増え、片づけに悩んでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか? 新刊『水谷妙子の片づく家 余計なことは何ひとつしていません。』では、元無印良品の商品開発担当者で、現在整理収納アドバイザーとして活躍中の水谷妙子さんが、収納の心得や考え方、実際の家の様子をわかりやすく伝えています。


3日目の今日は、水谷さんのキッチンをご紹介します。


シンク下には、シンクまわりで使うことの多い洗剤やふきん、掃除用品などをまとめています。深さがあり、ものを上から積み重ねると、下のものを取り出すのが大変。そこで、ファイルボックスで仕切り、ものを立てて収納しています。ものが一覧でき、アクセスしやすいように「1アクション出し入れ」にこだわりました。


作業台は、定番の立ち位置に当たる場所で、いわば収納の〝一等地″。すぐ下の引き出しには、もっともよく使うものを厳選して収納しています。水谷さんの場合は、ラップ、ポリ袋、排水口ネットなど。家庭によって、ものの使用頻度はマチマチ。アイテムにとらわれず、使いやすさを重視するのがおすすめだそう。


コンロの下は、鍋やフライパン、お玉などの調理器具ゾーン。引き出しは仕切るアイテムを使い、ものを立てて収納。すべてが見渡せ、手を下ろすだけでサッと取り出せます。夫婦共に左利きなので、調理器具は立ち位置の左側がベスト。作業台に近いほうに、使用頻度の高いものを置いています。

毎日使うキッチン。1アクションで必要なものにアクセスできると、ストレスなく調理できますね。水谷さんが「10㎝でも動線を短く! 1秒でも早く出し入れできるように」とおっしゃっていたのが印象的でした。

●担当編集・小柳のレポート●


シンク下の深い引き出しに、ファイルボックスを取り入れてみました。スペースを有効活用でき、上から見てわかるので迷うことがなくなりノンストレス。左上にあるステンレスの大きなボールは、よく使うのでほかのボールと別にしたらサッと取れて毎日便利です。


以前は調理ツールをスタンドに入れ、作業台の上に置いていました。でも、作業台の上をすっきりさせたくて、今回調理ツールをコンロ右の引き出しに移動。大きなケースを2つ入れ、右には短いものとごまの瓶、左には長いものを入れてみました。調理中に取り出しやすく、作業台がすっきりして大満足です!

 

text:小柳良子(コットンタイム編集部) photo(実践写真以外):林ひろし

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『水谷妙子の片づく家 余計なことは何ひとつしていません。』
著:水谷妙子 定価:1,300円+税


元無印良品の商品開発担当者の著者による、「余計なことをしないで」家族がラクに暮らせる心得や実際にやっていないことについてご紹介。
また、子供3人家族5人暮らしの著者の家の、ダイニング、リビング、子供部屋、キッチン、洗面所などの収納術を細かく掲載。
おすすめの収納用品や水谷家の収納の歴史も掲載。

Profile

水谷妙子

Taeko Mizutani

整理収納アドバイザー1級。夫と7歳の娘、5歳の息子、3歳の息子の5人暮らし。東京都在住。武蔵野美術大学デザイン情報学科卒業後、無印良品で生活雑貨の商品企画・デザインを13年間務める。手がけた商品は500点超、調べた他社商品は5000点超。2018年「家が整うと、家族も整う」というコンセプトのもと「ものとかぞく」を起業し、個人宅の整理収納サービスやお片づけ講座を行う。雑誌やWeb、テレビでも活躍中。ものについての幅広い知識や、独自の着眼点での使い方を紹介するインスタグラムが人気。オンライン講座も頻繁に開催していて、わかりやすいトークも魅力。『水谷妙子の片づく家 余計なことは何ひとつしていません。』(主婦と生活社刊)が好評発売中。
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