【収納特集】洗面所は見える・わかる・戻せる収納に
おうちで過ごす時間が増え、片づけに悩んでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか? 新刊『水谷妙子の片づく家 余計なことは何ひとつしていません。』では、元無印良品の商品開発担当者で、現在整理収納アドバイザーとして活躍中の水谷妙子さんが、収納の心得や考え方、実際の家の様子をわかりやすく伝えています。1週間特集、最終日の今日は、水谷さんの洗面所をご紹介します。
洗顔、入浴、洗濯など、毎日の汚れを落とす洗面所はこまめなリセットできれいに。使ったものを戻しやすいよう、扉や引き出しの中は丸見えにし、1アクションで終わらせます。
鏡裏収納は中が見えないハンディを背負った場所。しかも扉を開ける手間がかかるので、中のものは1アクションで取れるようにしました。収納用品はなるべくフタなしを選び、ものは立てて収納。また広い壁面で探さずにすむよう、透けるケースで中身を「見える化」。瞬時に場所がわかり、あちこち探しません。
左が旦那さんの身支度品、右がグルーミング用品。透明のケースに入れて、扉を開けた瞬間に「何がどこに」あるかわかるようにしています。
コンタクトレンズはバラバラに切り離し、ボックスへポイポイ。並べる手間がいらず、1個つかむのがスムーズです。
毎朝バタバタすることが多い洗面所は、見えることがとても大切だと感じました。この特集で毎日のように出てきた〝1アクション″も重要ですね。
●担当編集・小柳のレポート●
洗面所のハンガーを、洗濯機ラックのバーにかけていたのですが、ブラブラ動くのがずっと気になっていました。そこで大人用のハンガーはファイルボックスに入れ、子供用のハンガーはブックスタンドを利用して収納。いちばん上の棚に置いています。手を伸ばせばスッと1アクションで取り出せて快適です。
この5日間にご紹介した収納の工夫以外にも『水谷妙子の片づく家 余計なことは何ひとつしていません。』にはたくさんマネしたいアイデアが詰まっています。特に収納の根幹となる考え方について、水谷さんならではの着眼点で紹介していますので、気になった方はぜひ本もチェックしていただきたいです。おすすめの収納用品のページも必見です。
text:小柳良子(コットンタイム編集部) photo(実践写真以外):林ひろし
Profile
水谷妙子
整理収納アドバイザー1級。夫と7歳の娘、5歳の息子、3歳の息子の5人暮らし。東京都在住。武蔵野美術大学デザイン情報学科卒業後、無印良品で生活雑貨の商品企画・デザインを13年間務める。手がけた商品は500点超、調べた他社商品は5000点超。2018年「家が整うと、家族も整う」というコンセプトのもと「ものとかぞく」を起業し、個人宅の整理収納サービスやお片づけ講座を行う。雑誌やWeb、テレビでも活躍中。ものについての幅広い知識や、独自の着眼点での使い方を紹介するインスタグラムが人気。オンライン講座も頻繁に開催していて、わかりやすいトークも魅力。『水谷妙子の片づく家 余計なことは何ひとつしていません。』(主婦と生活社刊)が好評発売中。
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