「想像をかきたてて」…おすすめ帖vol.39
『ナチュリラ』本誌でも、季節ごとのリアルクローズとそのおしゃれな着こなし方を提案してくださっている人気セレクトショップ「アナベル」。店主の伊佐さんによる「季節のおすすめ帖」連載コラムです。季節ごとのおすすめの品を月に2回、ご紹介しています。
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photo:川本浩太 text:伊佐洋平 model:伊佐奈々
本来であれば、東京オリンピックも大詰めで大いに盛り上がっていた頃かもしれません。冷夏か?猛暑か?残暑は長いのか?いろいろ心配し過ぎなくて大丈夫です。大雑把に、だいたい毎年一緒です。暑い夏が始まりました。
アナベルでは、もはや夏の代名詞にもなりつつある「Honnete(オネット)」の麻製品は、そのほとんどが5月あたりには完売していますが、こちらのノースリーブは夏用にぜひお勧めしたいワンピースです。
インナーにタックの入ったパンツを履くことで、印象はずいぶんと変わります。お気に入りのサンダルと組み合わせて、夏を楽しんでほしい。
たっぷりの布地とドレープ感は、風も抜けて見た目にも涼しげです。草履のようなサンダルが、一瞬夏の浴衣姿を想起させるようです。
シンプルに着ても良い。
バックベルトが脇を引っ張って、いい感じのドレープ感を生み出してくれるから。
夏ならではの色にも挑戦したい。
夏の帽子に籠バッグを携えて。
大胆な赤もいい。少しオレンジがかったいい赤です。
赤はインディゴ色のパンツに合わせて革靴を合わせてみます。夏のリネンのワンピースも、革靴やお気に入りの「sashiki(サシキ)」の帽子でキリッと締まる。
今回はチェック柄も1色ある。
「JEUJYEI(ジュージェイ)」さんのリングレースを巻いて変化を付けてみる。
こういう小物を使い始めると、いろいろと着方も探ってみたくなる。
少し先を考えて、秋らしくシャツをインナーに、ソックスを履く。ずいぶんと印象も変わります。まだ気温が下がらない秋口の9月下旬~10月など、ちょうどいい重ね着になるのではないでしょうか。
さらに春先にあった薄手の羽織コートをもう一度着る。薄手の羽織モノの提案が少ない秋口には、春のコートや羽織を上手に使うのもお勧めです。
さらに羽織に「JEUJYEI(ジュージェイ)」のリングレースを巻いてみる。
着ているものは全て春夏ものですが、ずいぶんと秋らしい。秋は先の季節のお買い物をしつつ、春夏ものを上手に使って楽しみたい。想像をかきたてて。
ワンピース:Honnete(オネット) 無地 ¥29,000+tax
チェック ¥32,000+tax
*編集部より 伊佐さんがおすすめする涼しく快適な夏のアイテムを『ナチュリラ』vol.50夏号で特集していますよ。本誌のほうもぜひご覧になってみてくださいね!
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