普段のズボン

こんにちは、「HACHITEN（ハチテン）」の佐藤加奈子です。昨日に引き続き、少し早い秋服のご紹介です。

「普段のズボン」と名付けたズボン。ふざけてないですよ、真面目に名付けました。パンツ、ボトムではなく「ズボン」です。ここが一番のこだわりポイント…笑。

子供の頃にはいていた「ズボン」のように、特別ではなく日常的にはきたい。そして、着脱時のズボンッて感じ。そんな気持ちで名付た「普段のズボン」。生地は1年通して使えるコットンリネン素材です。ネップ（糸の節）があって無骨な印象です。

色は写真上のキナリと、下のインディゴ。少しずっしりして、硬めです。えーっ、それってマイナスポイントじゃないの？ 佐藤さんは軽くて、やわらかくて、楽な服が好きなんじゃないの？ って思いますよね。その説明の前にちょっと話を脱線。

オシャレってバランスです。色々なアイテムをコーディネートして、バランスの中心をどこに据えるかが、その人のオシャレだと思います。「モード系⇄カジュアル系」みたいなカテゴリーのバランスだったり、「黒×白」といったカラーのバランスだったり。そして、生地感のバランスっていうのもあるんです。「柔らかい⇄硬い」「重い⇄軽い」など…。

はい、ここで話を元に戻します。そう、バランスのために「硬い、重い」も必要なんです。フワフワした服に合わせて甘辛コーデにしたり、シンプルな服に合わせてメンズっぽくしたりと幅を広げてくれます。もちろん許せる範囲内の重さ、硬さですよ。どんなにオシャレでもストレスは禁物です。

シルエットは太めなので、スカスカして暑い日にも涼しくはけます。そして、寒くなってきたらレギンスを下に合わせて防寒し、フワフワ柔らかニットとコーディネート。

ぜひ、自分の定番服とは違う素材感やシルエットを取り入れてバランスを楽しんで下さい。
オシャレはバランス！ですよ。

モデル・文 : 佐藤加奈子
撮影 : 安達貴子

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