朝の白湯はイイホシユミコさんの「ReIRABO(リイラボ) カップ」で
~cotogoto(コトゴト)より vol.1~
毎朝、最初に口に入れるものは白湯と決めております。
いつからか、誰だかに健康にいいと言われ、半信半疑ではじめてみたのですが、白湯の美味しさにすっかりハマり、今では白湯無しでは一日を始めることができません。おかげさまで、冷え性も良くなった気すらしております。
さて、その白湯を飲むカップですが、使うカップによって、白湯を飲み干すまでの時間の過ごし方やスイッチの入り方といいましょうか、その日の心持ちが変わるような気がします。なんなら味だって、変わってしまうような気すらするから、器って不思議ですよね。すごい影響力。
このイイホシユミコさんによる「yumiko iihoshi porcelain(ユミコイイホシ ポーセリン)」のカップは、「ReIRABO(リイラボ)」シリーズといいます。「伊羅保焼」という、茶の道具などに好まれた焼き物に多く使われた釉薬の特徴を模して作ったそうです。だから「Re」「伊羅保(いらぼ)」。
その「伊羅保釉」の雰囲気が、もう、なんというか、とてもいいんです。ムラといいますか、釉薬が均等にかけられているわけではなく、薄いところがあったり、濃いところがあったり。
そんなところに白湯を注ぐと、なおのこと、光の反射と釉薬のムラで見込み(カップの内側)に、いい景色が生まれるのです。かつての伊羅保焼を好んだ茶人も、こうして器を愛でたに違いありません。
色は5色ありまして、「offshore blue」「winter night gray」「warm soil brown」「spring mint green」「quiet white」。なんだかロマンチックなネーミングですよね。「伊羅保釉」という純和風の雰囲気と、どこか遠い海の向こうの景色のような名前の付け方のセンス、さすがイイホシさんです。
そんなことを考えているうちに、毎朝、寝ぼけた頭が穏やかに覚醒していきます。気に入ったカップを使うこと、とくに朝はおすすめしたいのです。
ReIRABO カップ(イイホシユミコ/yumiko iihoshi porcelain)
S:1,800円(税抜)
M:2,500円(税抜)
L:3,000円(税抜)
炊事や洗濯、掃除といった家事の道具が並ぶお店。日本の素材を使い、四季のある風土や暮らしの中で使いやすいよう丁寧に作られたアイテムをラインナップ。「今日のひとしな」のコラム執筆は、店主の涌井玲子さん。
東京都杉並区高円寺南4-27-17-2F
TEL:03-3318-0313
11:00~20:00 無休
http://www.cotogoto.jp
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