効率的な朝時間の活用で、家事をスッキリ回す!
暮らしを少しでも快適に、心地よく――。日々の工夫をInstagramでわかりやすく綴っている、ぴょこぴょこぴさん。今週は、初著書の『考えない家事「ルーティン化」で心も体も自由になる!』(主婦と生活社)でご紹介しているアイデアを5日間にわたってご紹介いたします。「時間の使い方」「片づけ」「掃除」「料理」「防災」の5つのトピックスのうち、1日目の今日は「時間の使い方」です。
先日発売になった『考えない家事「ルーティン化」で心も体も自由になる!』の著者ぴょこぴょこぴさんは、夫と7歳、4歳の女の子の4人暮らしの兼業主婦&インスタグラマー。「4時起きルーティン家事」や、子育てとの両立、防災の工夫をつづったInstagram が人気を集めています。ぴょこぴょこぴさんにとって、暮らしをうまく回すいちばんのポイントは「朝家事」だといいます。同年代の主婦を中心としたSNSのフォロワーからの反響がもっとも多いのもこのテーマだそう。そもそもなぜ、早朝に起き出すことになったのか。理由や早起きの効用を聞いてみました。
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早朝4時起きを始めて
「腑に落ちた」こと
ここ4年ほど、子どもといっしょに21時に寝て、朝4時に起きる生活をしています。でも、もともとは、夜更かしの朝寝坊。夜中の1時2時に寝て、朝は家を出る時間の直前に飛び起きるタイプでした。
きっかけは子どもが生まれたこと。夜、会社から帰宅すると、夕飯をあげるのが精いっぱいで、娘を寝かしつけつつ早い時間に寝落ち。夜中にフラフラと再び起きて洗い物などの家事をしてから、また深夜に寝るサイクルでした。いつも家事が後手後手になっていたうえに睡眠不足。それを解消すべく、長女を寝かしつける前に必死で家事を終わらせて朝までぐっすり寝るスタイルにしたのです。すると、自然と早起きになり、ひとりで集中して何かをする時間ができて気持ちが充実するようになりました。
朝起きると、まずはルーティンの家事を行います。順番が決まっているので、起きたてでぼんやりしていても体はスイスイ動きます。家事をしている間に、頭もシャッキリ。貴重なゴールデンタイムをムダにすまいと、二度寝もしなくなりました。
子どもが生まれてからの私はいつもいっぱいいっぱいで、気が急いてばかり。夫と衝突することも多かったように思います。その原因は、自分だけの時間がなくなったから。仕事と家庭。しなければならないことが押し寄せ、したいことがままならなくなり、息が詰まってしまう感覚だったのです。子育てしていたり仕事をしていても、ひとり静かな時間が必要。早起きで手に入れたのは、「時間や、やるべきことに追われない」という心の落ち着きと解放感でした」
心を自由にする
「モーニングルーティン」の効用
早起きが苦手だった私が、4時起き生活を続けていられるのは、朝の1人時間が楽しいから。少しずつ整えてきた私の「モーニングルーティン」に沿って動くと、テキパキと家事が片づきます。朝の自分の動きに合わせて、ついでに行うのでムダがなく、ルーティンが終わるころには、家事も身支度も終わっているので快適。ルーティンには水まわりのついで掃除を組み込んでいるので、汚れやすい水まわりも自然ときれいに保てるようになりました。家族がまだ寝ている間に、録画しておいたテレビドラマをみたり、コーヒータイムを楽しんだり。この時間が、やがて始まるあわただしい1日のスタートを切るためのエネルギーになるのです。
行動の流れが決まっているので“起きたけど、リビングに座ってぼーっと過ごしてしまう”ことが減り、時間が率的に使えるようにも。また、基本的には、朝は家事と趣味の時間にあてていますが、仕事が終わっていないときは仕事をしたり、資格取得を目指しているときは勉強をしたり、やりたいことの時間を確保しやすくなりました。
自宅で仕事をしていると、日中、家事に時間を取られて、仕事時間があいまいになりがちでしたが、今は昼間の時間は家事を気にせず、仕事に集中できるようになり、ストレスがかなり減ったのを実感しています。
私のSNSでも「4時起き」「モーニングルーティン」に対しての反響がとても多く、「朝時間の活用の仕方」への関心の高さがうかがえます。新型コロナによって自宅で過ごす時間が長くなり、時間の効率化、とくに朝時間をどう活用するのかに、関心が高まっているのかもしれませんね。1日の時間の使い方にめりはりをつけ、夜の家事負担を減らすーー。ともすると24時間労働となりがちな主婦にとって、モーニングルーティンは自分でできる小さな働き方改革なのかも、と思うんです。
整理収納アドバイザー1級/防災備蓄収納1級プランナー/クリンネスト1級。暮らし系インスタグラマー・ぴょこぴょこぴさんの暮らしのルーティンを紹介した1冊。
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