ゆでたまごの相棒。「NASCA(ナスカ)」のエッグタイマー
~cotogoto(コトゴト)より vol.27~
この連載でご紹介するのが申し訳ないほど地味な商品ですが、侮るなかれ。こいつはスゴいヤツなんです。「山椒は小粒でもぴりっと辛い」とは、まさにこのエッグタイマーのためにあるような言葉。ホント、かなり使えます。使ってます。
ゆでたまごって、それまではちょっと面倒くさくって、苦手でした。タイマーをきちんとセットしなきゃいけないし、お酢を入れる派と入れない派がいたり、水から投入派と沸騰してから投入派がいたりして。いったいどっちが正しいんだかよくわからなかったり。
思い通りの黄身の固さになっているかいないか、結局、割ってみるまでは自信が持てない。時に失敗したりすると、「ゆでたまごも思い通りにできない女」と、ちょっと自分を責めたりして……。
ところがこのエッグタイマーと出会ってからは一変。今や、ゆでたまごを作るのが大好きです。だって、めちゃくちゃ簡単で、なんだかちょっと楽しいんですもの。
作り方もなにもないのですが、鍋に水とたまごと、このエッグタイマーを入れて火にかけるだけ。以上です。あとは時々、エッグタイマーを見て、ラインが自分の好みの茹で加減のところまで来ていたら、火を止めてたまごを取り出せばいいのです。
見方も一目瞭然で、外側から徐々に黒くなってくるのですが、「SOFT」のあたりで半熟。とろとろ系です。
「MEDIUM」で中心にわずかに半生っぽいところが残っている感じに。
そして「HARD」で固ゆで。他の料理をしながら、たまに鍋の中を覗き込むだけなので、本当に楽ちんです。
おかげでゆでたまごはもちろんですが、サラダの彩り用とか煮たまごとか、今まであまりしていなかったたまごの使い方が増えました。店のスタッフにも愛用者が多く「もはやあれがなければ、どうやってたまごを茹でていいのかわかりません」という人もいるほどです。
ほんとうに簡単にできちゃうので、もう書くことがありません。だまされたと思って、ぜひとも使ってみてください。
エッグタイマー
880円(税抜)
炊事や洗濯、掃除といった家事の道具が並ぶお店。日本の素材を使い、四季のある風土や暮らしの中で使いやすいよう丁寧に作られたアイテムをラインナップ。「今日のひとしな」のコラム執筆は、店主の涌井玲子さん。
東京都杉並区高円寺南4-27-17-2F
TEL:03-3318-0313
11:00~20:00 無休
http://www.cotogoto.jp
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