バレンタインにぜひ! 誰が作ってもふわっと軽やかに焼き上がる高石紀子さんの「基本のガトーショコラ」
日本で長いこと親しまれてきたチョコレートのケーキ。チョコレートを混ぜた卵黄ベースの生地と、卵白を泡立てたメレンゲを混ぜ合わせて焼きます。軽めの仕上がりで、常温だとふわっとした食感、冷やすとガナッシュのようなしっとりとした食感になります。残った生クリームは、ホイップクリームにして、ケーキに添えていただくとよいでしょう。好評の新刊『失敗なしで絶対おいしい! チーズケーキとチョコレートケーキ』より、ご紹介いたします。
基本のガトーショコラ
[材料と下準備]直径15cm丸型(底取)1台分
卵黄...2個分(40g)
グラニュー糖...40g
塩...ひとつまみ
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|製菓用チョコレート(スイート)...100g
| ▶粗く刻む
|生クリーム(乳脂肪分45%)...50g
|バター(食塩不使用)...40g
| ▶粗く刻む
▶合わせて小さめのボウルに入れ、湯せんにかけて溶かす
?️
|薄力粉...20g
|ココアパウダー...20g
メレンゲ
|卵白...2個分(60g)
| ▶ボウルに入れ、冷蔵室で冷やす
|グラニュー糖...40g
*型にオーブン用シートを敷き、アルミホイルで底を覆う。
*オーブンはほどよいタイミングで180℃に予熱する。
[作り方]
1️⃣ ボウルに卵黄を入れて泡立て器で軽くほぐし、グラニュー糖と塩を加えて完全になじむまですり混ぜる。少し白っぽくなり、もったりとしたらOK。
2️⃣ ?️を加え、全体になじむまで混ぜる。
3️⃣ ?️を万能こし器に入れてふるい入れ、粉けがなくなるまで混ぜる。
4️⃣ メレンゲを作る。卵白をハンドミキサーの高速で30秒ほど泡立てる。グラニュー糖を5回ほどに分けて加え、そのつど高速で20~30秒泡立てる。すくうとつのがぴんと立つくらいになったらOK。
5️⃣ 3のボウルに4のメレンゲの1/3量を加える。泡立て器で大きくすくい上げ、泡立て器の中に入った生地を中心に落とすようにして5~6回混ぜる。ほぼ混ざったら残りのメレンゲを2回ほどに分けて加え、そのつど同様に混ぜる。最後は片手でボウルを回しながら、ゴムべらで底から大きくすくい返すようにして全体を5~10回混ぜる。
6️⃣ 型の側面のオーブン用シートに5を少量つけて留める。5を流し入れ、底を台に2~3回打ちつけて表面をならし、予熱したオーブンで40分ほど焼く。
7️⃣ 竹串を刺し、生地が軽くついてくる程度でできあがり。すぐにアルミホイルをはずし、瓶などにのせて型の側面をはずして、側面のオーブン用シートをはがす。網にのせて冷まし、手で底板をはずす。
[Note]
◎薄力粉を15gにするとさらにしっとりとした食感に。
◎カカオ分が60%以上のビターチョコレートで作ると、生地が少し硬くなります。
◎保存は冷ましてからラップで包み、常温(夏は冷蔵室)で4日ほどが目安です。
◎残った生クリームでホイップクリームを作りましょう。生クリームに6~8%の砂糖を入れて泡立てるとホイップクリームができます。泡立て器で作ることもできますが、ハンドミキサーを使うと断然、楽です。ケーキといっしょに召し上がれ。
[材料]作りやすい分量
生クリーム(乳脂肪分45%)...150g
グラニュー糖...10g
[作り方]
ボウルに生クリームとグラニュー糖を入れ、ボウルの底を氷水にあてながらハンドミキサーの高速で1分20秒~1分30秒泡立てる。とろみが強くなり、すくうとぽってりと落ちるくらいになったらOK(八分立て)。
料理 高石紀子さん
菓子研究家。ル・コルドン・ブルー神戸校でディプロムを取得したの ちに渡仏。リッツ・エスコフィエで学び、ホテル・リッツ、ブレ・シュクレなどの人気店でスタージュを経験。帰国後はフランス菓子の料理教室、アパレルブランド向けのケータリング、通信販売などを手がける。くだもの使いが巧みなケークやサブレを得意とし、やさしい甘さで食感が軽やかな、飽きのこないおいしさのお菓子を追究している。著書に『365日のクッキー』、『365日のパウンドケーキ』、『やさしい甘さのバナナケーキ、食事にもなるキャロットケーキ』、『こっくり甘い濃厚プリン、まろやかな食感の伝統菓子フラン』(すべて主婦と生活社)がある。http://norikotakaishi.com
photo 新居明子 styling 来住昌美
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