15年愛用している雲井窯(くもいがま)のごはん用土鍋で作る、しみじみおいしいごはん〜ワタナベマキさんの「梅干しとしょうがの炊き込みごはん」のレシピ
ナチュラルな暮らしぶりがすてきな料理家・ワタナベマキさん。ワタナベさんのこだわりが詰まったキッチンには、使いやすくて見た目も美しい道具たちが、数多く並んでいます。
そんなワタナベさんの愛用の道具をまとめて紹介しているのが、ワタナベさん初の台所道具エッセイ『うちの台所道具』。
ワタナベさんの日々の料理をサポートしてくれている、頼りがいのある道具たち54と、その道具にまつわるエピソード、それで作っている料理を、ワタナベさんらしい言葉で紹介してくださっています。
おひつ、ガラスジャグ、やっとこ鍋、ストウブの片手鍋、鉄フライパン、無水鍋…。撮影しながら、スタッフ一同欲しくなってしまった道具がたくさん! 料理のプロであるワタナベさんが選んだ道具だからこそ、使い勝手もたたずまいの美しさも納得の優れものばかりです。
今回はその本の中から、「雲井窯(くもいがま)のごはん用土鍋」を使ったお料理をご紹介します。ワタナベさんのエッセイの一部とともにどうぞ。
雲井窯(くもいがま)のごはん用土鍋
土鍋でごはんを炊くようになって、かれこれ15年ほどになるでしょうか。20代の頃に住んでいたところにお気に入りの和食屋さんがあり、そこの炊きたてのごはんが本当においしくて、いつも2〜3杯はおかわりをしていた記憶があります。そのお店で使用されていたのが、この雲井窯のごはん炊き用の土鍋です。
「どこの土鍋ですか?」「どこで買えますか?」とお店の方にリサーチし、20代の頃の私にとってはやや高価な土鍋だったのですが、折しもちょうど料理の仕事を始めたこともあり、「まず最初はごはんでしょ!」と意気込んで購入しました。
梅干しとしょうがの炊き込みごはん
【材料(4人分)】
米 … 2合
梅干し … 大2個
しょうがのせん切り … 2かけ分
水 …370㎖
酒 … 大さじ2
【作り方】
① 米は洗ってざるに上げ、土鍋に入れ、その他の材料を加えて10分浸水させる。
② ふたをして強火にかけ、煮立ったら弱火で15分炊き、15秒ほど強火にし、火を止めて15分蒸らす。
③ 梅干しを崩しながら全体に混ぜる。
photo:平野太呂 styling:ワタナベマキ
定価:1650円(税込)
料理家ワタナベマキさん初の台所道具エッセイ。ワタナベさんの日々の料理づくりを支えてくれている、台所道具たちを大公開。それにまつわるエピソードと、それで作っている料理も併せて紹介しています。まな板、包丁、ごはん用土鍋やおひつなどの「まいにち使うもの」から、やっとこ鍋、鉄瓶などの「ずっと愛用しているもの」、鉄のフライパンに中華鍋、銅鍋などの「おいしいを作るもの」、盛りつけ箸やサーバーといった「小さな必需品」まで幅広く。その道具の使い勝手や使い方、つき合い方や魅力について、ワタナベさん自身がたくさんおしゃべりしてくれています。料理がぐっと楽しく、台所に立つのがうれしくなるヒントが満載の1冊です。
Profile
ワタナベマキ
1976年、神奈川県生まれ。ご主人、中学生の息子さんとの3人暮らし。グラフィックデザイナーを経て、2005年から「サルビア給食室」を立ち上げ、料理家に。雑誌や書籍でのレシピ提案、イベントなどで幅広く活躍中。著書に『うちの台所道具』『ごはんにかけておいしい。材料2つで炒めもの』『つまみサラダ100』『らくつまみ100』『アジアのごはん』『アジアのサラダ』『アジアの麺』(すべて主婦と生活社)、『ほったらかしでおいしい!蒸しレシピ』(学研プラス)など多数。
Instagram:maki_watanabe
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