‟貫入”の奥深さと使いやすさと「megumi tsukazaki」のリム皿
~「oku」より vol.4 ~
「水のような 空気のような 静かな陶」をコンセプトに作陶されている、陶磁器作家・塚崎愛さんの「megumi tsukazaki」 。
塚崎さんの作品で好きなのは、質感や素材感の表現。氷や水のようなガラス釉をはじめ、さまざまな白、貫入の美しい作品を制作されています。
今日はその中でもリム皿をご紹介します。
白いリム皿は、マットでやわらかな表情。
少しざらりとしていて、和紙のようななんとも言えない風合い。あたたかみのある白です。
模様は、貫入(かんにゅう)をコーヒーと炭で染めたもの(貫入とは、陶器の表面、釉薬にできるヒビのこと。焼成後の冷却時に釉と素地の収縮率の差により生じます)。
焼いてみないとわからないのが陶芸の難しさであり面白さ。貫入の入り方もいろいろあって、細かなもの、大きなもの、はっきりしたものなど個体差があるので、毎回作品が届くたびに新しい出会いにわくわくします。
塚崎さんが‟神秘的貫入”と呼んでいたやわらかな貫入。
濃いめではっきりした表情。
豆皿にはカヌレを載せたい。
作家さん自身もおやつにおすすめと言っていたとおり、おやつがとても似合います。美味しい焼き菓子とコーヒーで一息つきたいですね。
塚崎さんの器に出会えた際にはぜひゆっくりご覧いただけたらうれしいです。入荷については、Instagramなどでお知らせしています。
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