お茶の時間のお供にどうぞ 当店の‟人気者”オリジナルスコーン

今日のひとしな
2021.08.02

~「HJ GALLERY」より vol.2 ~

毎日食べたくなるスコーン。

見た目はハンサムな佇まいではないけれど、少し大きめサイズで、仕上がりは何層にも薄く重なりさっくりふんわりとした軽やかさ。バターの香りをほのかに感じながら食べた瞬間、「おいしい!」そんなスコーン。これが、「HJ GALLERY」のオリジナルスコーンです。

このスコーンの食べ方は、パカっと上と下を分けるように割って、まずはひと口。何もつけなくてももちろん美味しいですが、好みではちみつやジャムを足していく。もうあとは夢見心地の世界へ。

お店でカフェをはじめる時に、カレーとドーナツとスコーンを作ろうと決めました。流行とか華やかさがあるわけではないけれど、いつしか思い出へと育ってくれるようなものをメニューにしたくて、定番になるようなこの3つを。料理学校へ行ったわけでもなく、どこかで修行をしたわけでもない私が、「お客様がこの店に来た時に、シンプルにおいしいって思わず笑顔になってもらえるようなものを作ろう」と決めたというよりは、‟誓い”ました。

とことん自分の五感を研ぎ澄ませて、何度も何度もつくっては失敗してを繰り返して、辿り着いたこのスコーンには特に思い入れがあります。準備期間中は、大きさも食感も様々な、本当に色んなタイプのスコーンを作りました。スタッフのみんなも飽きたんじゃないかと思うほど、何回も何回も試食に付き合ってもらって。まずは周りのみんなに「おいしい!」と感動してもらわないとはじまらないから、食べて食べて食べての繰り返し。自分自身の中で、なんとなく理想とするスコーンがあって、それを追い求めるように作って、違って、また作って。

ふるった粉をたっぷりのバターと合わせてポロポロに。そこに卵や砂糖、少しの塩とヨーグルトを混ぜ合わせたものを入れて、ざっくり合わせたらこねる。こねるというよりは層になるように重ねて、重ねていく。数回繰り返してまとめたら、冷蔵庫で数分寝かせます。冷蔵庫から出したら手早く成形して表面に卵を塗ったらオーブンへ。180度で20分ほど焼いたら完成です。

そうして、完成したオリジナルスコーン。色んな方に食べていただいたら、「どうしてこんなにおいしいの?」「今のところ世界一!」と想像もしていなかった感想を頂けるほどの人気スコーンになりました。

毎朝焼きますが、試行錯誤は続いています。先日も新しいスコーンとして、チョコチップスコーンが誕生しました。生地にカカオを練り込んで、くるみとチョコチップを入れて。定番スコーンに負けない味へと仕上がりました。少しずつ少しずつもっと美味しくしたいから、まだまだ成長中です。

ふわふわのカフェオレか、すっきりとしたダージリンの紅茶をお供に、ひっそり読書にふけりながら食べる時間。帰りには家族か友人の手土産に。ジャムか蜂蜜をそっと添えて。ずっと変わらずにあり続けたいメニューです。

手土産の包みは、画家の今井麗さんに描き下ろしをお願いした絵画を包装紙にしたもの。柏木千繪さんのお皿やティーカップ、吉川和人さんのバターナイフが登場して、そこにスコーンとドーナツも描いていただきました。スコーンやドーナツを包む包装紙のことを考えたら、どうしても絵画で包みたくて。どこか愛らしくも懐かしい包装紙にしたくて、今井さんにお願いしました。とてもとても愛らしい仕上がりです。大切な誰かにぜひ。

今日もいい日に。特別でなくていいから、ハッピーにお過ごしください。ものにも人にも自分が優しくなれば、世界は優しくしてくれます。

スコーン、チョコスコーンともに ¥418

 

*8月7日(土)まで、三重県「トンガ坂文庫」とのイベント企画を開催中。
期間限定の本屋さん「HJ BOOKS」として、 ジャンル問わず、魅力溢れる本たちが勢揃いしています。

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HJ GALLERY

住所:奈良県奈良市三碓2-4-13-2
TEL:0742-52-5000
営業時間:11:00~16:00
営業日:木曜・金曜・土曜
https://www.hj-g.jp/
instagram:@hjgallery

※ペット、10歳未満のお子様の入店はご遠慮願います

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