香菜子さんがこの冬に着たい10着 vol.2

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私服のコーディネート術を紹介した『普段着BOOK』、『普段着の自由研究』などの著書が大人気の香菜子さん。この冬、着こなしのベースに使いたい基本のアイテム10着を選んでもらいました！

vol.1でご紹介したトップスやアウターに続きまして、vol.2ではボトムの４点をご紹介します。

「ネストローブ」のロングスカート　　夏から続く香菜子さんのロングスカートブーム。この冬、手に入れたのは圧縮ウールのもの。ウエストゴムがアクセントになるので、トップスをインしてもよさそう。

「A.P.C.」の台形スカート　　こちらも軽さ要員。ボリュームのあるショート丈アウターやニット、ロングブーツと合わせて。

「アーメン」のコーデュロイワイドパンツ　　かなりワイドなシルエットのパンツは、今年どうしてもほしかったもの。濃紺だから、ダボッとしていても、ほのかにきちんと感があります。

「ホームスパン」のゆったりチノパン　　香菜子さん定番のチノパンも、この冬は腰まわりにボリュームのあるタイプをセレクト。

……というラインナップ。

この冬に着たいものとして選んでもらった香菜子さんの10着は、並べてみるとシックな色合いの服ばかり。けれど、冬はウールやダウン、長めのパンツなど、どうしても重たい印象のアイテムが多くなります。色もシックだと、なおさら。そのなかで、いかにさりげなく軽さを出すか。それが、この冬のテーマになりそうです。

「今までは、軽さを出すために明るい色を差し色にするなど、色に頼ることが多かったんです。でも今年は素材で表現できたらいいな、と思っています」

ざっくりニットやダウンに、どこかひとつ薄手のコットンやリネンを合わせて抜け感と軽さを。全体が落ち着いた色合いだから、素材感の変化がさりげなく、こなれた印象を与えてくれることに気がつきました。

あともうひとつ、この10着をセレクトするときに気をつけたポイントは、冒険アイテムを３割くらい入れること。すべて定番服だと毎年似たような着こなしになってしまうし、流行のものばかり揃えても、自分らしいおしゃれができなくなってしまう。そこで、この“３割の冒険服”が、コーディネートの幅を広げてくれて、さらに組み合わせを考えるときのワクワク感もアップしてくれるのです。

そんな冒険服のひとつが、フェイクレザーのライダーズジャケット。本物のレザーは高価だし、まだ上手に着こなせるかわからないから、手に入れる前にまずは手軽なフェイクレザーでお試し中。この冬、自分らしい着こなし方を見つけられたら、来年は本物を買う予定です。

また、チノパンやコーデュロイパンツも、今年はゆったりシルエットにチャレンジ。定番アイテムだから、今まで持っていた服とすんなり合わせられつつも、簡単に今年らしさをプラスできて、この冬、大活躍しそうな予感です。

……というわけで、次の回では、これらのアイテムを使ったコーディネートをご紹介しますね。　フライングで１つ紹介しちゃうと、こんな感じですー。

●ダウンジャケット＋台形スカート　　今年、もこもこのショート丈ダウンに合わせたいのは、直線的なデザインが大人っぽい台形スカート。コットンの素材感とかごバッグが、全体の重たい印象をやわらげてくれます。

かわいすぎる！　vol.3もお楽しみに～。

『ナチュリラ』vol.32より　　photo：加藤新作　text：福山雅美

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