暑い夏こそ熱~いお茶を
こんにちは、編集部の大塚です。『ナチュリラ』秋号の撮影も終わり、ますます外出の機会が減りました。クーラーをがんがんにかけた部屋でひたすらデスクワークの日々。ついつい冷たくてのど越しのいいもの(ビールではありません)に手がのびがちですが、これってアラフィフ女にとって体にいいわけがありません……。こんなときは、やっぱり熱いお茶よねと少し目先を変えたお茶ライフにチャレンジすることにしてみました。
それは「薬膳茶」です。おぉー、文字を見るだけで早くも体によさそうな気がする……と単純な私。お茶どころ・静岡で創業170年という老舗「茶屋すずわ」さんのものをお取り寄せしてみました。「すずわ」の店主・渥美さんは昨年の『ナチュリラ』冬号「お茶にしましょう」企画で、素敵な写真とともにご自身のお茶のある暮らしをご紹介してくださいましたよ。
私が今回、取り寄せたのは薬膳茶の「花柑茶」と「温香茶」。おまけに、ネーミングとパッケージが気になった「お米とお茶」(玄米茶)です。
いっぺんに開けてしまうのは、なんだかもったいないのでまずは「花柑茶」から試してみることにしました。素材は、金柑(きんかん)、玫塊花(まいまいか)、陳皮(ちんぴ)、艾葉(がいよう)……そして紅茶。金柑と陳皮は知ってましたが、玫塊花と艾葉は初めて知りました。それぞれバラ属バラ科とヨモギ属キク科だとか。なんとなく想像できそう。心と体の緊張をほぐしたい方に、とあったので入稿疲れの私にぴったりかも!
美味しい淹れ方が書いてあったので、ここはきちんとその通りにしてみます。
「推奨の淹れ方(1人分)
1.急須に茶葉3g
2.熱湯を120cc注ぐ
3.急須に蓋をして90秒抽出する
(お好みで抽出時間を調整してください)」※すずわさんのリーフレットより
いつもはとっても大雑把な私ですが、茶さじ1杯ぶんの茶葉を入れて……。
熱湯をそそいでタイマーをかける。
きれいな色…!
飲んでみたら、ほのかな甘みで「なにこれ、めっちゃ美味しい!」となりました。
茶葉は上手に撮れそうもなかったので、「すずわ」さんの素敵なお写真でご紹介します。
花柑茶。ピンクにオレンジと彩り鮮やかな見た目もかわいい~。
温香茶。
こちらは、艾葉、桂枝(けいし・肉桂の若い細枝)、三篇豆(さんぺんず・字のとおりマメ科)、茎焙じ茶(茎の部分を焙じたもの)。体を温める力が弱い体質の方向き、とありました。“ザ・薬膳”(?)という渋い見た目もあって効きそうです。ちなみに、薬膳茶は元薬剤師である奥さまによるブレンドなんだとか。
玄米茶。
まさにお米とお茶! これまた美味しそう。鳥取で自然栽培をされている丸瀬家のお米と「すずわ」さんのお茶のコラボなのだとか。精米したお米を蒸して炒ることで雑味のない甘いやさしい香りとお茶の余韻が楽しめるとのこと。しばらくお出かけが叶わなさそうな今年の夏は、お家でお茶を極めたいと思います!
わが家の普段のお茶は「開花堂」さんの茶筒に入れています。
真鍮に緑茶を、銅にほうじ茶を。わかりやすくて便利です。手入れが雑な私ですが、いい色に育ってきました。
緑茶やほうじ茶も、ぜひ一度正しい淹れ方をきちんとマスターしてみたいなと思う今日この頃(「すずわ」さんでレクチャー会があれば、いつか参加したい!)。お茶を美味しく淹れられるって、それだけで毎日が豊かになる気がするから。みなさんの今年の夏の愉しみはなんですか?
「すずわ」さんはオンラインショップでお買い物ができるもおすすめです!
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