未来の私の体のために 「松本農園」の梅干し
~「HJ GALLERY」より vol.29 ~
食べだしたら止まらなくなる梅干し。とにかくおいしいのが三重県御浜町を拠点にする「松本農園」の梅干しです。この梅干しを食べるようになって、欠かさず常備するようになった逸品。冷蔵庫を開けてパクリ。料理にもちょこちょこ使ったりして。とにかく「これがあれば大丈夫」と思える最強に美味しいもの。
梅は、古くは書物に登場したのが平安時代頃。鎌倉時代になると、実の多くは梅干しとして食べられていたようです。そんなにも昔からずっと私たちの食卓から消えることのないものは、他にはなかなかないかもしれません。そして、梅干しは最強なパワーフードの一つ。疲労回復、抗酸化作用、腸内環境改善、食欲増進、血液サラサラ、カルシウムや鉄の吸収促進、食中毒予防……などなど、挙げたらキリがないほど私たちの体にもたらしてくれるものが大きい。腸内環境が整って疲れにくくなり、錆びない体を作ることができたら、当たり前ですが、肌や髪も艶やかになっていくのです。自分の体なくしては、何にも出来ないから。決してストイックにするのではなく、どこでも手軽に簡単に食べれるからこそ、こういった‟健康のもと”を自分の目と感覚で選び抜くことは大切です。
かつおうめぼし(250g )¥1,620
うすしおうめぼし(290g) ¥1,188
はちみつうめぼし(290g)¥1,188
「松本農園」は100年続く梅農家で、栽培されている南高梅はしっかりとした大きさがあり、果肉は肉厚でふっくら。ふっくらしているのは、自然落下している完熟梅を使用しているから。自然落下した梅は傷みが早いので、素早く収穫されています。また、土中の微生物のバランスを考慮して、除草剤を最低限に抑えて安心安全な梅作りに努められています。
収穫した梅たちを、ひとつひとつ丁寧に並べて天日干しをして、甘みを増す。天日製塩法で作られた、ニガリやミネラルなどの自然の恵みがギュッと詰まった塩を使って、一年以上蔵で熟成させた、それはそれは美味しい梅干し。種類も豊富で、「はちみつうめぼし」「うすしおうめぼし」「かつおうめぼし」「しそ漬け梅干し」「熟成無添加 しらぼしうめぼし」「フルーツ梅干し」などなど、どれもたまらない美味しさです。特にお気に入りなのは「はちみつうめぼし」と「かつおうめぼし」。どちらか選んでと言われてもとても悩ましい2つですが、「かつおうめぼし」は食べたことがない人が多いはずですから、ぜひご賞味ください。
私はよく‟たたききゅうり”を作るのですが、そこに「かつおうめぼし」の種を外して実を叩いたものを混ぜると、それはそれは美味しい一品に仕上がります。作り方は簡単で、胡瓜の皮をボーダー柄になるように適当に剥いて、両端のヘタを落としたら、すりこぎや包丁の柄で叩くというよりはつぶして、塩を少し加えて混ぜる。そこに潰した先ほどの「かつおうめぼし」を混ぜ合わせたら、あとはごま油やお醤油をお好みで。茗荷や大葉、ゴマを加えてもおいしいです。「ちょっとあと一品!」と思ったときのお助けレシピです。夏だと梅とササミの冷製パスタなんかもオススメです。美味しい梅干しが手に入ったら、そのままでももちろん美味しいですが、最強の調味料としても大活躍します。常夜鍋に柚子胡椒と、この梅干しを器に添えるとか。ぜひお試しください。
「HJ GALLERY」のカフェでも月替りのスープで時々ごはんが登場しますが、その時に添えている梅干しももちろん、「松本農園」の梅干しです。食べてみたい人はぜひ。
「HJ GALLERY」季節のスープ¥1,045 (スープの内容により、パンとサラダか、ご飯と一品つき)
*写真は6月のトムヤムクン。8月はガスパチョをご用意しております。
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住所:奈良県奈良市三碓2-4-13-2
TEL:0742-52-5000
営業時間:11:00~16:00
営業日:木曜・金曜・土曜
https://www.hj-g.jp/
instagram:@hjgallery
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