第３回　Baghi’sがつくるパネットーネのお話

こんにちは。FOOD&COMPANYの盛岡絢子です。

11月も後半。みちばたの木がとてもきれいに紅葉していて、初冬の気配を感じますね。FOOD&COMPANYでは、先週より店頭でもWinter Fairがスタートしました。今週は、先週に続いてWInter Fairのおすすめアイテム、イタリアの生産者のこだわり食材を紹介するカーサモリミの「Baghi’sのパネットーネ」をご紹介したいと思います。

パネットーネはイタリアのミラノが発祥の地とされている、数百年にわたって受け継がれてきた伝統的な発酵菓子です。パネットーネが生まれたイタリアでは、日本のようなクリームを使用したクリスマスケーキではなく、クリスマスの4週間前、アドヴェントと言うクリスマスを待つ準備期間から各家庭でパネットーネを焼いて、それを親族や友人に配る習慣があったそう。

このパネットーネは、GREAT TASTE AWARDS受賞のお菓子ブランドBaghi's(バーギズ)が極上の原材料と酵母でつくった逸品。理想のパネットーネに仕上げるため、天然酵母だけでなく、粉、卵、バター、干しぶどう、オレンジピールまで材料をひとつひとつ妥協せず、手間と時間をかけて準備することで、味わい深くしっとりとした仕上がりになっています。

お菓子の中でも特に難しいと言われるパネットーネ作り。その難しさは、なんといっても天然酵母が主役であること。100年以上生き続ける天然酵母を毎日9時間かけて下準備し、全ての材料をよく合わせて生地を作ってから毎日変化する気候にあわせて60時間〜80時間発酵させて焼き上げます。しっとりとした食感、食べた後の消化の良さ、4ヶ月という日持ちを可能にさせるのは、この手間を毎日続けて100年継承された天然酵母のなせる技だなと感じます。

天然酵母以外にも、こだわりぬいた原材料も美味しさの秘密。栄養成分が高い麦芽と一緒に石挽きした100％イタリア産の小麦、厳選したベルギー産の風味豊かなバター。トッピングには、香り・味とともに最高品質ランクの干しぶどうや、シチリア産・農薬不使用のオレンジから手作りされたオレンジピールをふんだんに使用しています。

現在イタリアでは、パネットーネのその美味しさから、クリスマスだけでなくバレンタインやイースターにも欠かせないお菓子になっているそう。パンのような、ケーキのような独特の歯切れで、パネットーネのサワー香とドライフルーツの甘み、バターとたまごの優しい味わいが一度食べるとやみつきになります。そのままでももちろん、トーストしたり、マスカルポーネやアイスを添えても美味しくお召し上がりいただけます。

そんな魅力あふれるBaghi’sのパネットーネ、オンラインストアではすぐに完売してしまったのですが、現在追加販売を行っていますので、この機会にぜひお試しいただけると嬉しいです。これもまたシュトレンと同様、私は毎年すぐに食べて終わってしまうのですが、今年こそはゆっくりと時間をかけて、友人や家族と一緒に、お酒とあわせて楽しみたいと思います。

来週は、東京・西荻窪を拠点にヴィーガンクッキーやマフィンをつくるgo! muffins go!の「冬のクッキーアソート」をご紹介します。どうぞお楽しみに！

FOOD&COMPANY / WINTER FAIR 2021

2021.11.15 mon. - 2022.1.9 sun.

<<Online store　2021.11.8 mon. 18:00 OPEN! >>

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