名前のかっこよさだけじゃない超耐熱ガラス、ネオセラム＆パイロセラム

～「POTLATCH」より vol.29 ～

1960〜70年代に普及した超耐熱ガラス食器、ネオセラムとパイロセラム。名前に超が付いているあたりが、どこかの正義のヒーローのようですが、すごいのは名前のインパクトだけではありません。
ブルーの花柄のものが、アメリカのコーニング社が開発したパイロセラム。グリーンの花柄のものがネオセラムを使用した鳴海製陶株式会社のクックマスターと呼ばれる商品です。

真っ白な色合いとレトロなワンポイントの花柄。昔、実家で見た事があるという方も多いのではないでしょうか。見た事があっても、どう使ったらいいのか知らない方も今の時代は多いようです。

まさにこの写真が表しているように、急熱・急冷にも耐えられるのが超耐熱ガラスのすごいところです。下ごしらえしたものを器ごと冷蔵庫で保存しておき、調理したい時にすぐにそのまま直火にかけたり、オーブンに入れたりする事ができます。熱に強く、電波をよく通すので電子レンジでの調理にもおすすめです。

保温性も高く、そのまま食卓へ出せば、温かいお料理が冷めにくく楽しめるのも嬉しいポイントです。

こんな取り外し可能の専用ハンドルが付属しているものもあります。直火での調理の際にとても便利ですね。

パイロセラムの定番デザイン、コーンフラワー（矢車菊）柄は、鍋以外にもソースパンやティーポットなどいろいろなアイテムで見ることができます。

中にはこんな珍しいデザインのものに出会えることもあります。
調理器具と器を兼ねて使えるので洗い物も一つ減り、ひとり暮らしの方にもぴったりですね。
煮物やグラタン、寄せ鍋やパスタなど、幅広い料理に使える超耐熱陶器、ネオセラム＆パイロセラム。ぜひ活用してみてくださいね。

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