第35回　『愛しの油揚げ』について。

こんにちは。OyOyの佐藤です。この時期新生活を始められた方もたくさんいらっしゃると思います。軌道に乗るまで心身ともにたいへんですよね。
ごはんを作るのも本当に疲れると思います。無理せず好きなものを食べるのがいいですよ！
今回ご紹介する本は高橋良枝さんの『愛しの油揚げ』(文藝春秋)。

焦げ目がほんとにおいしそう。お揚げさんは香ばしいのがいちばん。

ちょっと手軽に作って食べたいときに、常備しておくと助かるのが油揚げ。関西は特に油揚げを食べる地域だと聞いたことがあります。私も家族も「お揚げさん」と親しみを持って食してきました。
安いし、手軽に買えるし、何でも使える万能選手です。
この本は油揚げだけのレシピ集。
焼く・煮る・巻く・のせるなど80種類ものメニューが紹介されています。
ふだんはお味噌汁に使うのが定番で、おいしい油揚げを入手したときにシンプルに焼いて、きざみネギと生姜醤油で食べたりとかですが、少しのアレンジで主役級に昇格するのです。
油揚げってどんな味にも馴染む、懐深い食材だなぁとあらためて見直します。もはや尊敬の域です（笑）。
冷凍もしておける油揚げ、1枚と言わずぜひ何枚も常備して損はないと思わせてくれる1冊です。

先日訪れた芦屋の桜並木。圧巻でした。

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次回の京都「本と野菜OyOy」からは、４月18日（月曜日）に更新予定です。どうぞお楽しみに！