丸太をレザーで包んだ「フーコ」のスツール
~フーコより vol.24~
フーコがオープンしたのは今年の3月、初めてのお店作りに夢も膨らんだが現実と折り合いをつけるのには取捨選択があり、初めはソファーを置きたいなんていっていたがスペースが小さい物件だったことで叶わず、スツールとなった。それが功を奏して生まれたのがこのオリジナルスツールである。
ディレクションは内装デザインでもお世話になった吉谷博光さん、デザインと製作は靴作家の曽田耕さんのお二人だ。曽田さんのお宅にある薪ストーブの丸太がスツールに使えるのではないかと目をつけたのから発展して、革を巻いてみたら面白いのではないかというアイディアが浮んだ。きっといい感じに仕上がると思ったので、すぐに製作していただくことになった。
どんな風に巻くか、デザインは曽田さんにお願いした。要望はピチッと巻く、丸太の木肌が浮き上がる感じのピチッと感がいいよねという流れで出来上がったのがこのスツール。
中身が詰まってどっしりとした丸太の感じ、中身の木に包まれた革の肌触りの気持ちよさ、使えば使うほどツヤと木肌の凹凸が増してくる感じがいいなと思っている。持ち運びがしやすいように両サイドに革の持ち手が付いている。黒い鋲の打ち方も曽田さんらしいし、木の形、木肌の凹凸とのバランスがよく仕上がっている。
フーコへお立ち寄りのさいはぜひ座ってみてほしい。
ホッと落ち着ける座り心地で私のお気に入りの一品である。
革と木のスツール ¥65,000+tax
プロデュース:フーコ
ディレクター:吉谷博光
デザイン・製作:曽田耕
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