きれいが長持ちする掃除の仕組みづくり Vol.1 内田彩仍さん
いつも洗いたてで拭きたいから
ストックした布で拭いたらそのまま洗濯機へ。
掃除の仕組みづくりは、清潔感の保ち方でもあります
根っからのきれい好きで、丁寧な毎日を送って……。
そんな内田さんの掃除の仕方を真似するなんてきっと無理。
実は、そう思っていました。
でも、毎日のルーティンワークについて
お話をうかがってみると、ひとつひとつが、論理的なこと!
洗面所など水まわりの掃除に使うのは、
化粧品を買ったときに包装紙代わりに
使われているというハンカチです。
かごの中に大量にストックしておき、
1回拭き終わると、専用のかごにポイ。
酵素系漂白剤につけ置きしてから
洗濯機で洗っているそう。
「汚れたふきんで拭くと、
汚れが広がってしまうけれど、
このシステムなら常に洗いたてを使えるんです」
キッチンまわりは、野菜の水きりに使った
キッチンペーパーで汚れや水気をササッ。
ガスコンロは市販の電解水シートで油汚れをスッ。
ラクにできる方法で、その場所に
いちばん適したグッズを上手に利用します。
「幼い頃、母が仕事をしていたので、
私はいつも祖母と過ごしていました。
掃除、洗濯、ご飯作りと
いつもテキパキ家事をこなす働き者の祖母が大好きでした。
外で忙しく働く母もえらいけれど、
家で家事を完璧にこなす祖母もえらい。
世の中には、いろんな”えらい”があるんだなあと
こども心に思っていました。
そして、私は、祖母みたいに
家をきれいにする人になりたいって思ったんです」
Profile
内田彩仍
福岡県で夫と愛猫クリムと暮らす。ハウスケーカー、アパレル会社など勤務を経て、その丁寧な暮らしぶりが雑誌で紹介された後は、多くの雑誌や単行本で、センスある着こなしや手作り、暮らしのノウハウを紹介。近著『季節の暮らしと服支度』(主婦と生活社)も好評。
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。