かごのようなレザーバッグ。曽田耕さんの「ラスカバン」
~フーコより vol.26~
はじめて曽田さんの作品を購入したのは私がまだ益子に住んできたときで、曽田さんが出店すると聞いてそのとき開催されていた陶器市に朝一で駆け込んで買ったことを今でも覚えている。私が買ったのは丸くて底が平らなカゴバッグだった。後になって聞いてみると、底が平らなタイプはそのときの革の個体差もあるから、作れるときと作れないときがあるそうだ。初めて買った曽田さんのバッグだったが、いつでもお目にかかれるわけじゃないと思うとスペシャル感も増した。
丸いカゴタイプと四角いカバンタイプ、大きく分けて2種類の展開。丸いタイプは縫い目がなく、革を木型に押し当てて成形している。四角いタイプは2枚の革を両端で真鍮のカシメでとめて形を作る。持ち手と本体には継ぎ目がなく、刻みを調整して持ち手が出来上がっている。
穴がたくさん開いているが内袋にはお手持ちのエコバッグや巾着、ポーチなどで工夫して使う方が多いようだ。私はといえば、丸いタイプで底があるので、あまり気にせずそのままものを入れて使っている。
レザーのかごバッグは冬でも季節を問わず使い勝手がいい。タンニンなめし革は色の変化も楽しめて、私のバッグは5年以上たちツヤも増して飴色に変わった。持っていると褒められることも多く、気分も上がる。
今回はリュックにもなるタイプもご紹介している。持ち手の部分を調整するとトートバッグののような感じにも持っていただける。いつも自分の生活スタイルに合わせて、使い勝手を想像しながら選んで頂けたらと思う。
カゴ ¥20,000
ラスバッグ ¥25,000
リュック ¥25,000
東京都台東区寿1-20-11
TEL:03-5830-2355
営業時間:12時~19時
不定休
※営業日はこちらのカレンダーをご確認ください。
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