意外と手軽に、ごちそうご飯  ‟大黒ごはん土鍋”

今日のひとしな
2022.11.04

~「伝所鳩」より vol.4 ~

食欲の秋。今の時期、最高のごちそうは新米ではないでしょうか。


「伝所鳩」のある兵庫県豊岡市は豊かな自然に囲まれていることもあり、夏は青々と、稲刈り前は黄金色に色づいた田んぼの景色が広がります。こういう景色が見られたり、四季の移り変わりをより感じられるのが田舎暮らしの良いところかもしれません。

「美味しく育った新米をより美味しく炊いて食べたい」

炊飯器でもいいですが、せっかくの新米なら憧れの‟土鍋ごはん”にチャレンジしてみませんか。

ただ、土鍋でごはんを炊くのは、火加減が難しそう……、メンテナンスが大変そう……と、敬遠されてしまう方が多いのかもしれません。しかし、土鍋ごはんを簡単に実現してくれる商品があります。三重県四日市市にある「華月」の‟大黒ごはん鍋”は、ごはんを炊くために開発された”ごはん専用”の土鍋です。専用というだけあって、誰でも美味しく、そして簡単にお米を炊くことができます。

それでは、土鍋ごはんの炊き方を簡単にご紹介させていただきます。土鍋のサイズで炊き上がり時間に誤差はありますが、3合サイズの場合でご説明します。

まず、お米を洗って最低30分浸水させます。


浸水が終われば中強火(土鍋の底全体に炎が行き渡るぐらい)で11分火にかけます。途中、火加減の調整は必要ありません。11分経ったら火を止めて、そのままの状態で10分蒸らします。じっと待つだけで何もする必要はありません。


蒸らしが終われば、蓋を開けてお米を軽くかき混ぜてあげれば完成です。

難しい工程は一つもありません。火力や時間によっては、土鍋の底におこげができていることがありますが、それは土鍋で炊くからこそです。おこげも美味しいですよ。

炊飯器のように早炊き機能やタイマー機能といったものはないので、最初は不便に感じられるかもしれません。しかし、あらかじめお米を浸水させておけば、火をつけてから食べられるまでの時間はわずか20分です。就寝前や外出前に浸水しておけば、火にかけている間に着替えをしたり、顔を洗ったりしていれば出来上がるくらいの時間です。


大黒ごはん鍋は、三重県の萬古焼でできているので、熱が冷めにくいのも特徴のひとつ。

おひつがわりにもなり、蓋をしておけばしばらくは熱々の状態を保ってくれます。時間差で集まった家族も、温かいごはんを食べられます。ごはんが残ってしまったら土鍋ごと冷蔵庫に入れて保存していただくこともできますし、温める場合も土鍋ごと、なんと電子レンジで再加熱することができます。

使い終わった後は、丸洗いすることができます。炊飯器はどうしても水に濡らせられない部分がありますが、土鍋は水に濡れて壊れる部分はありません。丸ごと・隅々まで洗うことができ、常に清潔に保つことができます。

現代の生活の中で、使い慣れた炊飯器をやめるということはなかなか難しいことです。でも、「毎日のご飯を土鍋にするのは難しいけど、休日の朝には土鍋で炊きたてごはんを食べることが、ちょっとした楽しみにです」という感想をお客様からいただいたことがあり、それぞれの良さを知った上で、気負わずに毎日に取り入れることは、暮らしを少し豊かにしてくれる選択肢になると思います。

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伝所鳩(でんしょばと)

住所:兵庫県豊岡市日高町祢布967
営業時間:11:00~17:00
定休日:月曜・火曜・水曜
お問い合わせ:https://denshobato.tokyo/contact
HP:https://denshobato.tokyo/
instagram:@denshobatotoyooka 

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