[ニットのお手入れvol.1] きれいに長~く着るための基本のケア5
冬のおしゃれのキーアイテムといえば、断然あたたかくて風合いのあるニット。
端正なハイゲージや、ふんわりとした毛足の長いモヘア、
ざっくりとした素朴な風合いのローゲージなど、
それぞれの持ち味で冬の着こなしに表情を添えてくれます。
でも、どんなに素敵なニットでも毛玉やほつれが目立ってくると、
おしゃれ度は大幅ダウン。虫食い穴が出来てしまって、
ワンシーズン着ただけで泣く泣く処分…なんて悲しい結末も。
上質なニットは、決して安いモノではないだけに、
ずっときれいな状態で長く着続けたい!
というのがニット好きのみなさんの切なる願いです。
そこで、ニットをきれいな状態でキープして
長く愛用するための基本のケアを専門家に教えてもらいました。
ニットを長持ちさせるポイントはこの5つ!
①着用後はブラッシングを忘れずに
ニット用ブラシで編み目に添って毛並みを整えるように
ブラッシングして、ホコリや汚れを落としましょう。
②クロゼットにしまう前に、風通しの良い場所に干して
汗などの湿気があると虫がつきやすくなるので、必ず干してからしまいましょう。
③毛玉は専用ブラシでこまめに処理を
専用のものがなければはさみやカミソリでも大丈夫。早めのケアを。
④食べこぼしはすぐにつまみ洗いして
水を含ませた布で汚れた部分をたたけば、繊維が痛みません。
⑤1日着たら、2~3日休ませて
連続して着ると、過度の摩擦で毛玉の原因になります
ニットの風合いを保つには、脱いだあとのひと手間が大事です。
ぜひ実践してみてくださいネ。
『ナチュリラ』vol.28より photo:岡利恵子 text:坂本祥子
Profile
皆藤美恵子さん
自宅アトリエにてニット専門の修理工房を営む。虫食い穴の補修からサイズ直し、丈詰めまでを請け負う。
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。