実はとっても重宝する、‟真っ赤な靴下”のお話
~「LIFETIME」より vol.24 ~
(お客様の足元。J.M.ウェストンに赤い靴下!)
頭が痛いときには頭痛薬。靴下に迷ったら真っ赤な靴下。真っ赤な靴下はもはや常備薬です。それくらい重宝します。
(コンバースに赤の靴下は 10 代の時から、かれこれ 40 年⁈)
わたしは白い靴下を履きません。否定はしていませんよ。わたしは履かないだけで、お店では売っています。ファッションは自由だとは頭では理解していても、白い靴下はNGだと服好きの先輩方に教わって育ったので、頭が固いオジサンはいつまで経っても馴染めません。「イイクニ(1192)作ろう鎌倉幕府」を呪文のように繰り返し唱えて来た世代なので、本当は1185年だったと言われても……と似た感覚です。
(デニムとラバーソールに赤い靴下。もはやテッパンです。)
白は履かない。でも、ネイビー、チャコール、ブラックばかりだと法事ファッションのような暗い印象になってしまいます。そこで便利なのが、差し色になるカラーソックスの存在。中でも流行とは関係なく、いつの時代にも必ず一足あると助かるのが赤い靴下。迷ったら赤。気分上げたい時も赤。真っ赤をチラリと。
モノトーンのコーディネイトに、1ロールアップのインディゴのジーパンに。モードでもカジュアルでも無敵です。靴は正直何でもありだと思いますが白か黒なら間違いなしです。
洋服をワークスタイル/ライフスタイルの道具として選ぶのが当店の鉄則なので、革靴に合わせるならウールやラミーリネン素材の上質なものを、カジュアルにスニーカーやサンダルならコットンやフラックスリネンのローゲージ編みを選ぶのが定番としてお勧めしています。
(リネン、コットン、ヘンプ、モヘアにウール、素材もいろいろ)
ところで、クリスマスに赤い靴下。お子様がおられるご家庭だと、サンタ靴下としても重宝します。ある夜に聖ニコラスは、娘を身売りしようとしていた貧しい家族を救うために窓から投げ入れた金貨が、暖炉のそばに干していた靴下に入ったのです。その後、その家族は幸せになったといいます。また、カトリック教会の祭服が赤い色であることからサンタクロースの服の赤色になったという話が重なり、赤い靴下を飾るようになったというのがサンタクロースにまつわる一般的な逸話。
まぁ、赤じゃなくてもイイのですけどね。なんて言うと、元も子もないか……(笑)。
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