食材の色を引き立てる、臼田けい子さんのルリ色のうつわ

～ MIGO LABO（ミゴラボ）より vol. 3～

臼田けい子さんの作品はルリ色が大変美しく、使い勝手の良い形が際立っています。以前からギャラリーで作品を手に取ったり、お料理上手な作家さんとして雑誌に掲載されているのを拝見して、是非一度お話ししてみたいなと思っていました。
 

そんな臼田さんの作品をMIGO LABOで取り扱える事が決まり、昨年の夏に作品の買い付けで工房にお邪魔する機会が訪れました。そこは静岡県森町という場所にあり、遠州の小京都と呼ばれている山と川に囲まれたのどかなところでした。

突然の通り雨に洗われて工房の周りの木々がキラキラとしている中で出迎えて下さった臼田さんは、とても気さくで明るくハキハキとお話しされる方でした。ご自身の経歴のことや趣味のサッカー観戦の事など色々なお話を聞かせてくださり、とてもリラックスした楽しい時間を過ごすことができました。

お店を始めてみて「役得だな〜」と思うのは、買い付けという名目で工房にまでお邪魔して、好きな作品を作家さんとお話ししながら選べる事。でも、それは非常に責任の重い仕事でもあると思っています。
私はたくさんの美しいルリ色のうつわを前に、うれしさを抑えつつ、料理好きなお客様や友達の顔を思い浮かべながら、ひとつひとつ買い付ける作品を選びました。

 
 
臼田さんのうつわはどんなテーブルコーディネイトにもすっと馴染みやすく、食材の色を引き立て、シンプルな冷奴でさえも素敵な一皿してしまうマジックを持っていると思います。毎日の食卓にかかせない定番と言えるうつわです。

写真・文 / 石黒美穂子

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