気取らない日常から、特別な食卓まで　ヨナス・リンドホルムのマグ

～「free design」より vol.20 ～

スウェーデンの作陶家、ヨナス・リンドホルムによるマグ。
ひとつひとつろくろで成形されているからこその、味わい深い表情にファンの多い逸品です。

私が初めてこちらのマグと出合ったとき。
真っ白でつるんとした見た目に、一瞬「琺瑯かな？」と思ったりもしました。
ですが実際に手に取って見てみると、釉薬のかかり具合や形がひとつひとつ微妙に違っていたり、縁や持ち手の部分から素地がのぞいていたりと、とにかく表情が豊か。ひとつとして同じものがないことに魅力を感じるようになりました。

このマグカップ、もともとは家族が買ってきたもの。
しかも一番大きいLサイズだったので、最初は「こんなに大きなマグカップ、使い道あるんだろうか……」と実は思っていました。
が、そんな心配は最初だけ。
どっしりしたフォルムによる抜群の安定感。
けれど持ち手は太すぎず細すぎず、ちょうどよく手に馴染んでくれる。
縁の薄さも絶妙で、口当たりの良さを叶えてくれています。
たっぷり淹れてもし冷めたとしても、レンジで温め直すことだってできます。
そんな数多くの理由から、今では「つい手に取ってしまうマグカップ」No. 1にまでなったほどです。

優雅さと同時に、どっしりとした安定感も兼ね備えているヨナス・リンドホルム。気取らない日常使いはもちろん、ちょっと特別な食卓を演出したいときにも一役買ってくれることでしょう。

■ホワイトライン　マグ
■ホワイトライン　ボウル
■ホワイトライン　ジャグ

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