忙しい日に鍋まかせ＆無水でほったらかしで10分で作れる！野菜どっさりヘルシー煮込み!!〜大橋由香さんの「よだれ鶏風煮込み」のレシピ

いよいよ4月、新学期が本格的に始まりましたね。何かと準備で忙しい日々、毎日のごはん作りが大変で〜〜という方におすすめなのが、大橋由香さんの『「ストウブ」だから野菜がおいしい無水煮込み』です！

みなさん、ストウブ鍋はお持ちでしょうか…？　私が初めてストウブを手にしたのは、実はコロナ禍生活が始まった3年前（まだまだストウブ・ビギナーです）。

自分の在宅ワーク＆子どものリモート授業で、自宅でごはんを作る回数がぐっと増え、「もう、何作ったらいいかわからない…涙」状態に陥り、たまたまYouTubeで見かけたのが、大橋由香さんのストウブ無水煮込み料理レッスン。

鍋に肉と野菜を入れたら塩をふり、ふたをして中火にかけること数分。ふたの隙間から蒸気がむわ〜と出始めたら、火をごくごく弱火にして放っておくだけ。それだけでお肉も野菜もとろとろの、極上の煮込み料理ができる！というものでした。

早速その日にうちにある材料で試してみたら…ナナナナント！調味料は塩だけだというのに、野菜と肉のうまみが凝縮した、濃厚でなんともいえずおいしい料理が完成したのです!!

それからまもなくして大橋由香さんと作らせていただいた本が、『「ストウブ」だから手間なしでおいしい無水煮込み』。

その続編で野菜がたっぷり食べられるのが、こちらの本になります。

野菜別の構成で引きやすさは抜群、「キャベツがあるから何が作れるかな？」と、パッと見つけられるのがとってもウレシイ。キャベツとひき肉のマーボー春雨、キャベツと鶏もも肉の鶏白湯（パイタン）風煮込み、きのこと鶏むね肉の塩親子煮込みに、もやしの担々鍋風煮込み…。どれもすっかりうちの定番料理となっています！

β-カロテン豊富な小松菜やかぼちゃの煮込みなども、たっぷり紹介！　野菜がたくさんとれる主菜と副菜が、81レシピも詰まっているんです。あっ、野菜がどっさり食べられるパスタやピラフのレシピもありますよ〜。

 
この本の中から本日は、とろっとろの白菜が最高においしい鶏肉の煮込みをご紹介します。香味野菜がきいた甘酢しょうゆだれをかけていただくと、肉も野菜も無限に食べられるほど！ぜひお試しくださいね。

  
よだれ鶏風煮込み　　　◆煮込み10分◆

鶏肉は白菜の上にのせて煮込み、ジューシーなうまみを白菜にうつしつつ、肉はしっとり、やわらかく仕上げます。とろとろに煮えた白菜に、さわやかなしょうがの風味がしみたところも抜群においしい。長ねぎとにんにくがきいた、パンチのある甘酢しょうゆだれをかけてどうぞ。

【材料（4人分）】
・鶏もも肉（皮つきのまま両面に塩をふる）…2枚（600g）
・塩…小さじ1
白菜（3cm角に切る）…1/8個（250g）
しょうが（せん切り）…1かけ
塩…小さじ1/2
酒…大さじ1
Ａ・長ねぎ（みじん切り）…1/4本
　・にんにく（すりおろす）…1/2かけ
　・しょうゆ、酢…各大さじ1
　・砂糖、ごま油…各小さじ1

【作り方】

❶ 鍋に白菜、しょうが、塩の順に入れ（a）、鶏肉（皮目を上にして）、酒を順にのせて（b）ふたなしで中火にかけ、煮立ったらふたをする。
（a）　（b）

❷ ふたのすきまから蒸気が出たら、ごく弱火で10分加熱する。鶏肉を食べやすく切って器に盛り、白菜をのせ、混ぜたＡをかける。

photo：木村 拓（東京料理写真）　styling：大畑純子