MATHERuBA（マザルバ）のお庭の表情

～「MATHERuBA」より vol.03 ～

「MATHERuBA Cafe（マザルバ カフェ）」と「MATHERuBA gift（マザルバ ギフト）」がたたずむ丘の上には、広々としたお庭があります。
季節ごとの風景、香り、音色を届けてくれる素敵なお庭です。

「今日のひとしな」は私たちの宝物、“お庭” について季節ごとの魅力をご紹介します。

まず初めに春のお庭。
鳥のさえずりと共に、新緑の爽やかな香りが吹き抜けます。

この季節は特にお外で食事される方がたくさんいらっしゃいます。
とても気持ちよさそうです。
レジャーシートや、木陰にはテーブル席を用意していますのでご自由にお使いくださいね。

子供たちも元気いっぱい走り回り、とても賑やかな日々が続きます。

MATHERuBA giftには、ついついお出かけしたくなりそうなアイテムが並びますので、そちらのチェックも忘れずに。

続いて夏の前に梅雨のお庭。
春とは一転して閑静な雰囲気に包まれます。
雨が降るとどうしてもお出かけ気分にはなれないですからね。

その分、いつもすぐ売り切れてしまうCafeのメニューも残ってたりして、実は雨の日は穴場だったりします。

個人的には雨の日のMATHERuBAが大好きです。
雨音や蛙の鳴き声を遠くに聞きながら、ゆっくりとお食事やお買い物が堪能でき、贅沢な時間を過ごしている気分になれますよ。


そして梅雨が明けると一気に暑さと華やかさが訪れる夏のお庭。
一年を通して一番活気のある季節です。

特に週末はカフェが提供している “お庭で楽しめるBBQ” が人気で、ブースの周りでは香ばしい香りと楽しそうな話し声で賑わいます。

また、セミの声に負けないくらい元気な子供たちは、虫採りや池に住む生き物の観察に一生懸命。
勢いあまって、池に落ちないように気を付けてね！

続きまして秋のお庭。
春と同様、とても気持ちのいい空間が広がります。

皆さんは “ミューレン ベルギア” という植物をご存じでしょうか？
私はここに勤めてから初めて目にしました。

別名はネズミガヤと呼ばれるイネ科の植物で、10月ごろから紫に近い桃色のスモーク状と言ったらよいのでしょうか？　そんなお花が色付き、まさにピンク色の煙がお庭を包むような幻想的な景色が広がります（写真の手前に少しだけ映り込んでいるのがミューレンです）。

そうしてミューレンも落ち着いた11月。
鹿児島の日中は程よく温かく、気持のよい秋晴れの日にMATHERuBAの大イベント “周年祭” が開催されます。

お庭を最大限に活用して１年で最も盛り上がる１日です。
普段からお世話になっている作家さんたちに協力してもらいワークショップを開いたり、カフェからはテントを並べたブースで限定メニューを販売したり、その他様々な催しもので賑わいます。
一昨年、昨年はコロナの関係もあって小規模の開催となってしまいましたが、今年からは少しずつ賑わいを取り戻せたらと思っております。

最後に冬のお庭。
鹿児島で雪が積もるのは珍しく、雪化粧されたお庭を見れるのはかなりレア。
まっさらな雪の上に足跡を付けられるのは1番最初に出勤したスタッフの特権です（笑）。

また師走とはよく言ったもので、12月のMATHERuBAはまさに激動。
予約販売のシュトーレンは即完売、お歳暮のご要望もたくさんいただき、それらが一段落しないうちに初商いの準備と慌ただしい日々が続きます。

そうはいってもですね、新年を迎えますと、
「今年のシュトーレンも美味しかったよ」
「素敵なお歳暮を贈ることができました」
と、とてもありがたいお言葉をかけていただけるんです。

何気ない一言が私たちの励みになります。
嬉し涙が出るときもしばしば。
今年も期待を裏切らないよう、精一杯精進いたします。

お庭の話題から少しそれてしまいましたが、最後に少しだけ。

カフェと雑貨屋のスタッフの他に、MATHERuBAのお庭をいつも手入れしてくれているスタッフさんがいます。
MATHERuBAに来ていただけるお客さまとスタッフみんなが気持ちよく過ごせるよう、夏の暑い日も、冬の寒い日もお庭の手入れをしてくれています。

普段はちょっぴり恥ずかしくて言葉にできませんが、この場をお借りして。

いつもお庭をきれいにしてくれてありがとうございます。

みなさまも、MATHERuBAにお越しの際は、お庭をゆっくり散策されてみてください。

長々となりましたが本日はこのあたりで。
明日からはまた、鹿児島の「食」と「もの」にまつわるお話が続きますので、どうぞお楽しみに。

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