リネン混ニット “初夏の着回し”

こんにちは。今月の「おしゃれさんコーディネート」を担当させて頂きます、南阿蘇の「robin ASO」の土持加奈子です。今日からまた、お付き合いよろしくお願いいたします。

６月になりました。こちら阿蘇は、すっかり山にグリーンが戻ってきました！そして、ついに梅雨入りです。今年は平年よりも早いですね。（その分、“梅雨明け”も早くなりますように。）

当店のお庭です。雑草抜き＆草刈りの季節も到来！

さて、お洋服はというと、雨や日差し、朝昼晩の気温差など、あれこれと考えなくてはいけないので、割と難しい時季に突入です。
標高400ｍの山の中で洋服店を営んで今年で13年になりますが、東京・大阪に住んでいた時とは違い、より切実に気候への対応も考えて、服を選んでいるような気がします。

６月、７月の阿蘇は、雨の激しさと降雨量の多さが尋常ではないので、お洗濯ができる日が少なかったり、湿気で乾ききらなかったりして、頭を悩ませます。この時季は、できるだけ「乾きやすい素材」・・・速乾性があり、湿度が高い不快な日にも快適な、“リネン素材”または“リネン混素材”を選ぶことが多いです。

さて。今日は、先日お越しいただいたお客様に、お出掛け時のコーディネートとして、実際に私がご提案させて頂いたものを、ご紹介したいと思います。

まずこちらのニットブランド「マリアプラス」のトップスですが、シルクにリネンがブレンドされた、太いリブのニットで、お腹部分の編みがV字になっています。実はこちら、秋冬にはシルクウール素材の長袖で展開していたものの、“夏バージョン”なのです。

そのお客様は、昨年、秋冬バージョンもお買い上げ頂いていて、「すごく重宝して、本当によく着たのよ～」とおっしゃるので、ご試着され、すぐに気に入って頂きました。お家で手洗い可能で、リネン混なので乾きが早いのも、自信を持ってお勧めできるポイントです。

顔映りなども見ながら、お選び頂いたのは、ブラウンです。その日に着ていらっしゃったアイボリー色のパンツと合わせても、とても素敵でした。

店頭にあるパンツと組み合わせて私が着た場合のイメージです。

パンツはリネンコットンのやわらかなツイル生地で、ウエストゴム入りのイージー仕様。シューズとバッグを黒色のレザーにして、お出掛けコーディネートになるように、色も質感も引き締めました。

夏のブラウンの着回し。爽やかなアイボリーの他、濃色のボトムスを合わせる場合は、「ブラックやチャコールよりも、“ネイビー”だと艶感と程よい抜け感が出て、新鮮な印象になりますよ。」とお客様にお伝えしました。

RENのパームリーフのバッグ、足元はエスパドリーユで軽快に。

同じ着こなしで、バッグと足元を変えて。どちらも明るいブルーで統一してみました。青の分量を多くすると、より遊びのある着こなしになると思います。

「ラプアン・カンクリ」のコットンバッグと、「セバスチャン・ミラノ」のスエードサンダル（私物）。

ちなみに、ブラウン系＆ブルー系の色合わせは、イタリアでは定番とされていて、「アズーロ・エ・マローネ（青色と茶色）」と呼ばれているらしいです。あまり挑戦したことがないという方も多いかもしれませんが、とても合わせやすいので、夏に是非お試しいただきたいです。

最後に、貴重な晴れの日に、近所の山で愛犬と野遊びした時の一枚です。

今年は特に、人間も犬も「ダニ」に要注意。

それでは、また来週もよろしくお願いいたします。

TOPS：Maglia Plus / シルクリネンリブニット　
PANTS 1：D / リネンコットンイージーパンツ（アイボリー）　
PANTS 2：Araris / コットンチノパンツ（ネイビー）　
BAG1：MARLON FIRENZE / 2WAYショルダー（ブラック）
BAG2：REN / パームリーフループスショッパーM　 
BAG3：Lapuan Kankurit / PUIKKO BAG（ブルー）　
ACC.：fog linen work / ブラスバングル　
ACC.：fog linen work / ブラスビーズネックレスS　
SHOES：全て私物

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