家族の風景となる「広松木工」の家具

～「soup. 」「soup. Life Store」より　vol.19～

こんにちは。スタッフの平山です。
九州の福岡県大川市にある家具メーカー「広松木工（ひろまつもっこう）」。
「家具の街」大川で、家具は家族の道具と考え、家族の風景となるよう、細部にまでこだわり丁寧なものづくりをされています。

1950年の創業当時は木製の学童机を製造されていた広松木工。
時代の流れと共に学童机から、チェストの製造へ変わり現在のスタイルになったのは、およそ40年前。
ミラノサローネで見たクラシックなデザインに感銘を受け、30年、50年経っても同じものを作り続ける、変わらないものづくりをしたいという思いから様々な家具が生まれていきました。

広松木工の商品開発には、３つのコンセプトがあります。
「シンプル」「ナチュラル」「カジュアル」シンプルであるからこそ、“本来の木＝ナチュラル”の良さが表現でき、異素材との組み合わせでカジュアルさも取り入れる。
デザイン性はもちろん、どこか懐かしさのようなものもあって、温かみを感じ素朴でほっこりする、そんな印象を与えてくれます。
素材の質、組み合わせ、厚み、手触りに徹底してこだわり、使い手によって深められる経年変化の味わいが、広松木工の家具が暮らしの中に溶け込んでいく理由だと思っています。

広松木工のこだわりは、張地にまで及んでいます。
オリジナルで開発された生地は、他の家具ブランドにはない広松木工らしさが表れています。どれも使い込むほどに馴染み、味わい深く変化をしていく生地。
帆布生地や綿麻の混紡、リネン100%の生地など天然素材を使用し、カバーリング仕様でご自宅での洗濯も可能なのがとっても嬉しいところ。
小さなお子様がいらっしゃるご家庭や、ペットと住まわれている方などに喜ばれています。
特に弊店で人気があるのは、ピエトラという帆布生地とルーガというリネン生地です。

ピエトラは極厚の帆布を使用しており、通常のミシン針では針が折れてしまうほどの丈夫さで、革用のミシンで縫製をしているのだとか。
生機（きばた）を織るところからオリジナルで開発し、独自の染色方法で染め上げ独特の味と風合いが特徴です。デニムがクタッと味が出てくるように、帆布の生地も使い込む時間と共に味がでて表情も変わっていきます。引っ掻きの傷にも強いため、ペットと暮らしている方はほとんどの方が帆布の生地を選ばれます。

ルーガは国産の上質なリネン生地。
リネンと聞くと縮みが気になる方も多いのではないでしょうか。広松木工はリネン生地に洗いをかけ、縮んだ後の生地がカバーリングになっているため、洗濯機で丸洗いしても縮み難く、中材が入らなくなってしまったという心配がありません。この一手間を施してくれているからこそリネンでカバーリングが可能になりました。
ご購入された方が使いやすく、また妥協せず良いものを追求する広松木工の思いが生地ひとつからも感じられます。

広松木工の家具をお迎えされた方は、使い心地の良さ、デザイン、メンテナンス性などからファンになってくだる方も多く、新たに家具をお迎えする際も広松木工のものを選ぶ方が多くいらっしゃいます。
きっとそれは広松木工の想いである、「家族の風景」「家族の一員」となれるよう、人の心に響く、やさしいものづくりが使い手の方に伝わっているからだと感じています。

soup./soup. Life Storeでは広松木工の家具や照明、小物を一部展示しております。
実際に座って触れて、ものづくりの思いを感じてみてください。

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soup. Life Store (stores.jp)

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