「Angelo Stanganini」のシルクスカーフ
巻き物のおしゃれ3 (板倉直子さんのかしこい衣服計画 vol.3)
若い頃流行っていたシルクスカーフを、ここ数年再びコーディネートに取り入れることが多くなった気がします。巻き物おしゃれ3回目は「Angelo Stanganini(アンジェロ・スタンガニーニ)」のシルクスカーフをご紹介します。
まずはネイビーの小さなドット柄。20代の頃、一番最初に手に入れたスカーフもネイビーの水玉でした。ドット柄はスカーフ初心者の方からおしゃれ上級者の方まで、皆さんにお勧めしたい柄。Aラインのワンピースもスカーフ効果でキリッと着こなせます。
シルクスカーフの光沢は、いつものコットンやリネンの洗いざらしの服にこそ映えるような気がします。
たまには首元だけではなく、頭にも巻いてみる。Aラインワンピースやワイドパンツなど、ボリューム感のある洋服の時は、キュッとターバンのように頭に巻くとコンパクトに見え、バランスが取りやすくなります。
頭に巻くコツは「無造作」。きちんと綺麗に畳まず、折り目も見えるようにして巻くこと。「無造作」を計算して、「無造作感」を作ります。
春らしい、白いドット柄のプチスカーフ。まだ肌寒いときはカシミアのニットと合わせて。ボトムはスカートに見えますが、カットソー素材のキュロットです。
プチスカーフを三角に折り、端がなるべく小さくなるように結び、まるで襟のように。ニットのマットな質感に、シルクスカーフの光沢は上品なエッセンス。
赤いドットのプチスカーフで「差し色の赤」を試してみる。大切なのは「赤」は1割くらいのポイント使いにすること。黒いカシミアのニットにネイビーのワイドパンツ、靴は軽さを出すよう、白を合わせてみました。
赤いプチスカーフは細く折りたたんでキュッと小さく首に巻く。これだけで存在感は充分。リップも、いつもよりほんのり赤みを足しても良いですね。
「Angelo Stanganini」
イタリア・フィレンツェで80年以上に渡りネクタイやシルク小物の製作を行っています。大量生産とは違う手仕事の良さが感じられるブランドです。素敵な小箱入りなのも嬉しい。
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ネイビードット柄シルクスカーフ「Angelo Stanganini」¥13,000+tax / 66cm×66cm
テレコタートル「NOUVELLES DU PARADIS」¥3,800+tax
Aラインワンピース(共布ベルト付き)「THE FACTORY」¥27,593+tax
ホワイトドット柄シルクプチスカーフ「Angelo Stanganini」¥7,800+tax / 43cm×43cm
カゴバッグ「Muun」¥25,000+tax
カシミアニット「STAMP AND DIARY」¥25,500+tax
キュロットパンツ「STAMP AND DIARY」¥14,800+tax
レッドドット柄シルクプチスカーフ「Angelo Stanganini」¥7,800+tax / 43cm×43cm
ワイドパンツ「STAMP AND DIARY」¥19,800+tax
Profile
板倉直子
島根県松江市のセレクトショップ「Daja」ディレクター。トラディショナルをベースに自分らしい着こなしを提案している。著書に『大人のための かしこい衣服計画』(主婦と生活社)。この連載では、1月、4月、7月、10月の毎週日曜日に登場予定。
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。