【マンションリノベ】3LDKのよくある間取りをうちカフェが楽しめる部屋に
※Come home! webに掲載された記事を転載しています
※この記事の詳細は、2019年発行『リノベーションでかなえるカッコよくすっきり暮らせる家』に掲載されています。
<伊藤 唯さんの家>
幼いころから母に連れられて、蚤の市に通っていた私。家を買うなら、長年集めていた古道具が似合う部屋にしたいとずっと考えていました。 当初は新築の戸建てを探していたけど、憧れを形にすると予算が足りません。行き詰まったとき、工務店主催のリノベーションの勉強会に参加して、わが家にぴったり! とお願いすることにしました。
家の真ん中にあったキッチンを
窓側の2部屋とひと続きに
古材をポイント使いした腰壁で
ゆるやかにスペースを分けました
こだわったのは、無垢材の木の床と質感のある塗装の壁。 ところどころにモルタルや古材を使って、おしゃれなカフェみたいな空間をイメージしてリクエストしました。 悩んだのは間取りです。ピアノや裁縫ができる趣味のスペースが欲しいけど、LDK は広々と開放的な部屋にしたい――。そこで考えたのが、 リビングの一角を腰壁で囲む方法です。これなら圧迫感なく空間が分けられます。キッチンにも同様に腰壁をつけカ ウンターを作ったら、朝ごはんも食べられて一石二鳥。週末はカフェに行くより家でくつろぐのが定番になりました。
玄関側には広い土間と
ウォークインクロゼットを造作
寝室はベッド2台を置ける広さに
うちのだんなさんは読書が趣味。でもスポーツも好きだから、折りたたみ自転車やテニス道具の置き場所を確保する必要がありました。そこで、 玄関脇の部屋をつぶし、土間部分を作って玄関内収納をたっぷり設けることに。上がったところにWICを作ったので、2人分の洋服をまとめて収納できるようになりました。 寝室は手狭になったけど、ベッドさえ置ければいいやと、 妥協することにしたんです。
洗面所とお風呂には
キッチンからも出入りできるように
予算面でも、床や壁などこだわりたい箇所にお金をかけたぶん、部屋数は少なくていいと、割りきった間取りに。 そのほか収納部分に扉をつけず節約したおかげで、予定を大きくオーバーせず、うまく収めることができたんです。 もしあのとき、無理して一戸建てを買っていたら、きっと駅から遠くなって不便だし、 2人家族では部屋を余らせていたことでしょう。私たちのライフスタイルには中古マンションのリノベーションが合っていたね、って夫婦ともに心から満足しています。
主なリノベーション箇所
間取りの変更( ベランダ側側 の和室と洋室をLDに、 LD内に腰高の壁でコーナーを造作、寝室を造作、WICを造作、玄関を広げ土間収納に )、キッチン、風呂、洗面台、トイレ入 れ替え、キッチンカウンター造作、キッチンと洗面所の間にウエスタンドア造作 、内窓を造作 、床張り替え、 LDKの天井を躯体現しに、壁をペンキで塗装、など。
伊藤家 リノベーションDATA
家族構成/伊藤 唯さん32歳、夫32歳
築年数/36年
間取り/3LDK→1LDK+WIC
延べ床面積/約60m²
物件購入価格/1800万円
リノベーション費用/約1200万円
リノベーション面積/約60m²
施工/リノベる。
施工会社住所/東京都渋谷区渋谷3-10-13
TEL /03-5766–2590
HP/https://renoveru.co.jp/
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