工務店とハウスメーカーはどう違うの?
※Come home! webに掲載された記事を転載しています
家を建てることを決めたら、依頼先を選びます。よく耳にするのが、工務店とハウスメーカー。でも、なにがどう違うかわからない……。そこで、岡山の工務店「フォルカ」の二級建築士・福永浩子さんに、工務店とハウスメーカーのそれぞれの特徴を聞きました。
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工務店とは?
特定のエリアを対象にした、地域密着型なのが工務店。間取りやデザインなど、施主と一緒につくり上げ、自由度の高い家を建てられます。同じ担当者が家づくりの相談から設計、アフターケアまで対応することが多く、細かな要望に答えてくれるのも特徴。ハウスメーカーにくらべて、小規模なぶん、コストを安く抑えられます。
ハウスメーカーとは?
工務店とは違い、施工エリアは全国規模。全国に支店や営業所をもち、住宅展示場もあります。メーカーにより自由設計プランが選べることもありますが、あらかじめ用意されたプラン住宅の中から選び、オプションを加えて、希望の家に仕上げる形が多いです。一定の品質管理体制が確立されており、最新の設備や性能が織り込まれているのも特徴。工期も工務店に依頼するより短めです。アフターサービスも充実しており、万が一のときも安心です。
それぞれの特徴は以下のとおりです。
◆工務店
・地域密着型
・デザインや間取り、仕様建材などの自由度が高い
・施工期間が長い
・職人によって技術に差がある
◆ハウスメーカー
・施工エリアは全国規模
・構造や仕様などが決まっている
・着工から完成までが短い
・仕上がり品質が管理されている
設計事務所とは?
工務店とハウスメーカーのほかに、設計事務所は聞いたことありますか?設計事務所とは、意匠や構造などの設計のプロフェッショナル組織です。その建築家の得意とするデザインで家づくりをしたい場合などは設計事務所へ依頼。設計事務所と設計・監理契約をし、施工は別途工務店などの建築会社と契約します。設計・施工を一貫で依頼する場合と比べて、施工する工務店と設計事務所を別に依頼する場合、設計料や設計監理料などでコスト高になりやすいです。
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