映画『西の魔女が死んだ』に登場するおばあちゃんの家をお手本に!【高知県】
※Come home! webに掲載された記事を転載しています
山や川のそばで自然に囲まれた豊かな土地に建つ旦那さんの実家。その家をリノベーションすることにした新谷さん。和室を中心とした細切れ間取りで、天井が低く昼でも照明が必要なぐらい暗かったそうですが、改装によって、映画「西の魔女が死んだ」に登場するおばあちゃん家のようなあたたかい雰囲気に一新しました。
この記事は『リノベーションでつくる 心地よくておしゃれなわが家』より抜粋しています。
その他のリノベーション施工実例はこちらより。
【大関さんのお宅のリノベーションDATA】
築年数/33年
間取り/5LDK→3LDK+書斎
延べ床面積/118.00㎡(1階88㎡ 2階30㎡)
物件購入価格/実家なのでなし
リノベーション費用/1690万円
リノベーション面積/112㎡
施工/宇田見建築
間取りの変更アイデア
ハーブ研究家・ベニシアさんのような
自然ととも暮らす家に憧れて
結婚以来、転勤で引っ越し続きだったわが家。終の住処はやっぱり地元がいいねと夫の実家に戻ることになりました。建て替えも考えたけど、もとの家が鉄筋でしっかりした造りだったので、これを生かさない手はないと、リノベーションに舵を切りました。リノベーションするにあたりイメージしたのは、長年憧れていた「外国人のおばあちゃんが田舎暮らしをしている」ような、ぬくもりが感じられる部屋。ハーブ研究家のベニシアさんみたいに、自然を取り入れた心豊かな暮らしができたら素敵だなって。
キッチンはまさにそんな夢を形にした場所。抜けない柱を逆手に取り、古家具と造作棚を組み合わせて使ったカウンターを見たときは感激しました。この家に住みはじめてから、苦手だった料理も自然と頑張るように。梅を漬けたり、果物でシロップやジャムを手作りしたり。憧れの暮らしに一歩使づけるような気がして、手を動かしていると幸せな気持ちになります。
家族でごろごろできるよう
リビングは畳敷きにしました
南側に面したリビングは、日当たりもよくてぽっかぽか。リノベ前は暗かったけど、夫の提案で吹き抜けにしたおかげで、明るく一致しました。畳敷きだから、子どもと寝転んだり、日向ぼっこしたり。隣に住む両親ものんびりくつろげるねって喜んでくれます。夫のたっての希望は書斎をつくること。既存の間取りに入らなかったので、寝室の脇に増築することに。内装はすべて夫が決めました。壁一面の本棚は家具作りが趣味の義父の手作りです。
夫は、口では「前の実家に思い入れはないよ」と言っていますが、私には夫が生まれ育った家の面影を少しでも残すことができてうれしいんです。両親も喜んでくれて、本当によかったなって。間取りに頭を悩ませたりもしましたが、工務店のアイデアで限られた条件のなかでも、いい間取りにしてもらえて、とても感謝しています。
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