足場板やレトロ調タイルが似合うヴィンテージハウス【広島県】
※Come home! webに掲載された記事を転載しています
築36年の高台に建つ物件をリノベーションすることにした中村さん。LDは天井の照明のまわりに飾り枠があり、床もレトロでいかにも昔の応接間という雰囲気で、キッチンも北側に独立して寒々しい感じだったそう。でも、予算内で、間取りやしつらえに個性があるところが気に入り、夫婦一致で即決でした。
この記事は『リノベーションでつくる こだわりヴィンテージハウス』より抜粋しています。
その他のリノベーション施工実例はこちらより。
【中村さんのお宅のリノベーションDATA】
築年数/36年
間取り/5LDK+納戸→5LDK+納戸
延べ床面積/120.07㎡(1階72.87㎡ 2階47.20㎡)
物件購入価格/950万円
リノベーション費用/1200万円
リノベーション面積/120.07㎡
施工/フォルカ
間取りの変更アイデア
昔から集めてきた古い家具が似合う
ヴィンテージハウスを目指して
リノベーション会社を探しても”カフェ風”などお決まりのイメージだとがっかり。それだと新築と変わらないし、どうせ替えるなら、すみずみまでこだわりたい。そこで選んだの「フォルカ」でした。この家をはじめて見たとき、素敵に変身しそう!と担当者ともに意見が一致。昔ながらの階段の手すりや建具が可愛くて。階段下にちょっとした空間があったりと、間取りもユニークでした。
私は昔から古い家具や雑貨が好きで、少しずつ集めていました。本当にお気に入りが見つかるまであきらめたくなくて、食器棚は12年間探しつづけてやっと最近見つけたほど。内装は、そんなお気に入りの家具たちがなじむ空間をリクエストしました。
レトロなだけじゃなく、キッチンはステンレスを選んだり、洗面台をモルタルにしたりと、一部にピリリとカッコよさも取り入れて。夫の希望で床に古材を使ったのも、いいアクセントになりました。
リノベ前は「ほんとにこの家に住むの!?」と
子どもも驚くほどでした
この家を最初に見に来たとき、しばらく人が住んでいなかったせいかけっこう荒れていたんです。汚れもひどく、薄暗くて、子どもは「本当にこの家に住むの」とびっくりしていたほど。でも、手を加えれば素敵になると想像がついたので「お母さんを信じて!」と胸をたたきました。そのもくろみは見事大成功。汚れた壁は塗り替え、ボロボロだった床は古材でおめかし。暗かった玄関や廊下も明るくなり、キッチンはぴかぴかで家じゅうが一新。その様子に一歩家に入ったとたん「うわ~、すごい!」の連発でした。まさかこんなに変わるなんてとみんな相当驚いたみたい。私は思わずガッツポーズ。
以前は自分の部屋にこもりがちだった子どもたちが、この家に住んでからリビングですごす時間がふえました。なんだか性格も明るくなったみたい。住み替えは予算も計画も大変だったけど、この家をリノベーションしてよかったなとしみじみ感じています。
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