「春立ちぬ」~おしゃれ暦vol.25~如月
『ナチュリラ』本誌でも、季節ごとのリアルクローズとそのおしゃれな着こなし方を提案してくださっている人気セレクトショップ「アナベル」。店主の伊佐さんによる、季節のおしゃれエッセイ、第25回目です。立春も過ぎ、目を凝らしてみると木々の蕾も少しずつふくらんでいたりして。もうすぐ春だなぁとぼんやり思うことも。そんな春を待つ気持ちを装いに取り入れるコツがあるようで……。
*************************
photo:川本浩太 text:伊佐洋平 model:伊佐奈々
豆まきが終わると、次はあれか。。
ひな人形か。
二十四節気で立春から数えて15日目ごろに当たる「雨水」の始まりにひな人形を飾ると、
良縁に結ばれるという言い伝えがあるそうだ。
今年は、2月19日の日曜日。
豆まきは1日で終わるが、ひな人形は毎日見ることになる。
まだまだ寒いが、毎日目にすると、さすがに春の意識は確実なものとなる。
ひな人形に感化され、春一番のスタイリングは女性らしいものに。
ワイドパンツを取り入れた、春らしいレイヤースタイル。
編み編みのレースアップシューズに、
編み編みのレザーバッグ。
上質な革小物は、全体のスタイリングに締まりが出る。
インナーには、レース使いのキャミワンピをのぞかせて。
ワイドパンツを取り入れることで、うまい具合に甘さ控えめに。
前開きのワンピースは、レイヤースタイルには欠かせない。
はおったり、ワンピースとして着てみたり。
春から初夏にかけて大活躍するお洋服の一つでしょう。
春のやわらかい色使いは、中間色のトーンでまとめると作りやすい。
強い色が入ると急に難しくなる。
色が違ってもトーンが同じなら大丈夫。
今回は、ベージュ、白、グレーの淡いトーン。
コートを春物に変えるのは最後でいい。
お彼岸あたりまでは、アウターは冬物に頼ればいい。
「脱いだら、春」を目指してみよう。
すべてを春物にするのは、まだ辛い。
オシャレを楽しむ前に気が滅入る。
初春は、三寒四温。
ジェットコースターのような日々を楽しんでしまえばいい。
寒いが、春は確かにやってきたのだ。
ワンピースコート:gasa grue ¥38,000+tax
キャミワンピ:gasa grue ¥38,000+tax
ハイネックカットソー:gasa grue ¥18,000+tax
ワイドパンツ:ゴーシュ ¥24,000+tax ※完売しました
シューズ:R.U.“JILL” ¥39,000+tax
バッグ:teha’amana ¥23,000+tax
ストール:ITOI ¥28,000+tax
ブレスレット:vali ※3月18日~企画展開催
ピアス:私物
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。