インテリアショップ「Tree」スタッフ庭田さんのフレンチシックなキッチンのある家【石川県金沢市】 

Comehome!
2023.03.20

※Come home! webに掲載された記事を転載しています

これまでの記事でご紹介した、石川県金沢市の工務店「ヤマダタッケン」が提案するインテリアショップ「Home decoration Tree(ホームデコレーション トゥリー)」。スタッフの庭田理恵さんは、フレンチスタイルのご自宅を実際にヤマダタッケンで建てたそう。フランスの文化に造詣が深い庭田さんが追求した家づくりをご紹介します!

MY HOME DATA
家族構成/夫婦+子ども2人
建物/新築戸建て
延べ床面積/ 103.71㎡(31.3坪)
施工会社/株式会社ヤマダタッケン

フランスの文化をリスペクトして
建材から細部まで本物にこだわった家に!
収納もすっきりと工夫して
フラワーアレンジメントのレッスンスペースも
〈庭田理恵さんの家〉

14年住んだ転勤先から、地元・金沢に戻った庭田さんファミリーは、この土地に家を建てることを考え始めました。様々な工務店などを見て回ること1年、ようやく“違いがわかる”「ヤマダタッケン」に出会ったといいます。

学生時代の語学の授業をきっかけにフランスに興味を持ち、フランス文化が大好きになった庭田さんは、新居もフレンチスタイルを希望していました。自宅でフラワーアレンジメントの教室もしているので、生徒さんが集まる空間も納得のいくデザインにしたかったそう。「大まかにヨーロピアンな雰囲気というのではなく、フランス建築や文化の細部まで、設計士さんがよく理解してくださって。輸入建材や塗料など本格的なもので対応してもらえて、収納のカスタマイズや庭づくりもお願いできるヤマダタッケンに決めました」。新しい家が完成してから6年。充実の毎日を送る住まいを見せていただきました。

キッチンはパーテーションで
パリのパン屋さんみたいに!

目を引くパーテーションはパリのブーランジェリー(パン屋さん)をイメージ。季節ごとのディスプレイも素敵に映えます。奥には窓に囲まれたコンサバトリーが。

パーテーションのガラスは、リビング側へ匂いが届くのを抑えられるメリットも。また、パーティーの日にはお店風にガラスにメニューを描いて楽しんだりするそう。「外側から見えやすくしたからこそ、毎日いるキッチンを頑張って綺麗にしようと思えます」と庭田さん。

「ウッドワン」のキッチンはあえて無塗装のものを納品してもらい、好きな色で塗りました。フレンチシックな感じにしたくて、「FALLOW&BALL」のピッチブラックをペイント。シンクはホーローのものをセレクトしました。

パントリーも設け、生活感の出やすい家電を格納。造作の食器棚もこの中に。

食器棚は、電気系統の配線を下に集約できるよう作ってもらったそう。 「生活感の出るコードが見えないようにしたくて。実は家づくりのプランで1番にここを決めたんです!」

現在はキッチンの壁面に、集めているアンティーク皿を並べるディッシュラックを設置。ヤマダタッケンに相談し、ぴったりのサイズで作ってもらったラックをご自身でペイントしました。ディッシュラックは「トゥリー」で商品化され、人気アイテムに!

アンティークのかごにはタッパーや調味料、水筒など使う頻度の高いものを入れているそう。 「味気ない収納グッズより、好きなもので少し飾りたくて。ホーローや缶の中にスポンジを入れたり、生活感のあるものを、そうじゃないものに収納しています」

フラワーアレンジメントの
教室としても使うダイニングは
雰囲気を少し変えました

ここでレッスンをするので、無垢の天井梁や塗り壁のにして他の部屋と雰囲気を変えています。

左・お菓子作りや料理も流石の腕前!右・大好きなフランスのアンティーク食器で朝食を。

左・ガラスの器は全て「Tree」で扱っているもの。右・ドライフラワーや室内に飾る花は全て庭から摘んだものが中心。

ペディスタイルシンクも
ダイニングに欲しかったもの

ペディスタイルシンクは絶対に置くと決めていたアイテムの一つ。曲線が美しいシンクと水栓は「カリフォルニア」のもの。床の天然石タイルは「フレンチパターン」で敷いています。

庭で摘んだ花をここで処理したり、レッスンの時にも必要なので使いやすい場所に取り付けました。

季節によって様々な花を飾っています。ミラーの上にドライフラワーを取り入れることも。

窓を開ければ、庭に面したテラスへと繋がります。テラスの床も天然石タイル。

「このテーブルで庭を眺めながらお茶をしたり、庭でお花を摘んで眺めながら家でランチしたり。そんなひとときが、1番豊かな時間かもしれません」

窓周りに付けた
プランテーションシャッターも
お気に入り!

リビングの壁は「FALLOW&BALL」のペイントで仕上げ、床はアルダーの無垢材に。天井にもグレーのモールディングを取り入れて。

リビングとダイニングの窓周りは、全てプランテーションシャッターに。掃除は手袋をしてさっと拭くだけなので、実はカーテンより手入れが楽なのだそう。

リビング階段の下に愛犬の部屋も設けました。アーチの入り口も可愛い!

リビングの一角に、一見すると壁のようなデザインの扉が!向こうはサニタリーへ続きます。

サニタリーの壁には
コラベルタイルを張って

タイルとアンティークミラーの相性もぴったり。グレーを取り入れ、リビングと統一感を持たせています。壁面にニッチを設け、デザインの良いコスメや香水を置いて見せる収納に。

2階の廊下には
洋書で見るような大きな本棚が

「本をたくさん持っていたので、本棚を作ってもらいました」。ここに腰掛けて読書もできるようになっています。両隣の部屋は子ども部屋。アイアンを取り入れた木製の手すりもフレンチらしさが素敵なデザインです。

主寝室の一角にはご主人の書斎も

書斎にも、たくさん収納できる本棚を造作。大きなアルバムなど大切なものをしまっています。壁は落ち着いた「FALLOW&BALL」のスタジオグリーンでペイント。フレンチテイストではなく「エースホテル」のようなモダンな雰囲気で仕上げました。

アンティークを取り入れた
オリジナルのドアを玄関に

玄関のウォークインクロゼットをおしゃれに隠したくて、ヤマダタッケンの設計士さんに相談。「トゥリー」で見つけたアンティークのミラーをドアにはめ込んでもらったそう!

アンティークを新築やリフォームに取り入れてもらうのは、実はその後のメンテナンスなどの面でも難しいことですが、ヤマダタッケンではできる限り方法を考えてくれるのも強み。「アフターメンテナンスも建築プランに組み込んであるのが、この会社ならではだと思います。建てたら終わりではなくお付き合いが続けられて、とても助かります」

アルダー材の玄関扉が
庭の風景になじみます

玄関ポーチのデザインコンクリートや、外壁の「Sto」の塗り壁も味わい深く、庭の植物と相まって絵になります。

庭にはたくさんの種類の草木が。「つるバラを這わせたかったのでフェンスを横張りに作ってもらいました」

こちらは建てたばかりの頃の外観。アプローチには英国コッツウォルズの石を敷いています。目地をあえて入れず、隙間から草が自然に生えるように。

“好き”を集めたスクラップブックの
イメージを形にしました

家を建てる前に作ったというスクラップブック。長年、様々なインテリア誌や洋書を読み続けてきた中から好きなイメージを集めたそう。

リビングのモールディングは、写真のイメージを再現できました。「ここまで対応してもらえるのも、ヤマダタッケンだからこそだと思います」

イメージを絞り込めるとインテリアもコーディネートしやすくなるので、「トゥリー」のお客様にスクラップブックづくりをおすすめすることも。また、お客様へ収納方法などを提案するときには「何が必要か、住んでから見えてくる面もあるので、収納や家具をそろえるのは慌てなくてもいいんです。“建ててからがスタートですよ”とお伝えしています」

この家が完成したとき、設計士さんが「5年、10年と経年変化でどんどん素敵になりますよ」と言ってくれたそう。壁が汚れたとしてもそれが味わいになり、日々手入れする庭も年々変化しています。ヤマダタッケンのお客様には「庭田さんの家のようにしたい!」とリフォームする方もいるほど。ディスプレイや収納なども常に楽しみながら追求する庭田さんの愛情をもとに、家の魅力も進化し続けています。

撮影(一部)/石川奈都子

→「トゥリー」に関する記事はこちら

株式会社ヤマダタッケン

石川県金沢市久安1丁目411番地
TEL:076-245-7777
公式サイト: https://www.yam21.com/
Instagram: @yamadatakken
Facebook: @yam21com

 

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