サスティナブルな収納(1)【前編】食器は厳選して 子どもが取りやすい場所に

Comehome!
2025.01.07

※Come home! webに掲載された記事を転載しています

無理なくすっきりが長続きする“サスティナブルな収納”。それは、家族の形に合ったスタイルを思い切って採用することで実現できるんです。本日から、そんな収納のヒントがいっぱいに詰まった4軒の家を前後編でご紹介していきます。1軒目の酒井さんの家は、ゆるやかなルールづくりが子育てママにフィットする収納。4人の子育て真っ只中の酒井さんは、どんな工夫をしているのでしょう?本日の前編では、食器やカトラリー、キッチンツールの収納に注目しました。

この記事は、Come home! vol.66より抜粋しています。

6人家族だとものも多くなりがち
それで最近、食器の数を見直しました
〈酒井麻友さん〉


プレートは、それぞれ 2〜3枚ずつに。全体をひと目で見渡せ、取り出しやすいように、立てて収納しています。

食事は家族みんなおそろいの器でという、固定観念があった私。人数分のたくさんの食器を、引き出しの中にテトリスのように詰めていたから、取り出すのもしまうのも大変で。先日ついに重い腰を上げ、食器を整理することにしました。4人の子どもたちは食べる量も好みも違うから、同じお皿にこだわる必要はないんじゃない?と思って。あらため て見ると、ほとんど使っていない器や、割れて枚数が足りなくなった器もあります。それで、それぞれ2〜3枚ずつに減らし、場所をとらない小鉢や豆皿を多めに残しました。おかげでぎゅうぎゅうだった引き出しがすっきり。小鉢を並べると料理がおいしそうに見えるのか、子どもたちが前にくらべてよく食べ るようになったのはうれしい誤算です。

「自分で出せる」と 
「そのまま出せる」で手間を省略 

コップの収納場所を子どもの手が届く引き出しに変更。「コップ取って〜」と頼まれることが減りました。



スプーン、フォークと種類ごとに瓶に立てて、バスケットにひとまとめ。 流しの前に置き、必要な種類ごとに食卓へ運ぶスタイルに。



毎朝飲むコーヒーやお茶の道具は、お気に入りをそろえたから、壁づけの棚に並べてインテリアの一部に。



引き出しにワイヤーバスケットを入れて、鍋類を立てて入れています。「Seria」のブックスタンドで仕切って 、取り出しやすく。



毎日使う水筒は、乾燥を兼ねて窓際にかけたかごの中に。


収納アイテムはそろえる事にこだわらず、好きなデザインや古いものを選びます。素材や色をそろえて統一感を。

 6人家族のわが家では、いかに家事を時短するかが優先事項。すっきりさせたいからと何でもしまい込むと、使いづらくて本末転倒です。だから、よく使う道具はおしゃれなものを選んでオープン収納に。デザイン的に見せたくないものはクロスで覆ったり、目立たない位置に置いたりして、ごちゃついて見えないよう工夫しています。 子どもたちがよく使う食器の配置を替えたのも時短のため。たとえば、棚の上に置いていたコップ類は、子どもたちの手が届く引き出しに場所を替えたら、自分で出せるように。 おかげで今や、子どもたちも片づけの頼もしい即戦力になってくれています。

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