ウレタン仕上げの家具は普段の簡単な手入れで長持ち確実【マルニ木工】

※Come home! webに掲載された記事を転載しています

「日本の住文化を高めたい」そんな思いで創業したマルニ木工は2023年で95周年。
創業以来変わらず木製家具にこだわり、「工芸の工業化」をモットーに、職人の手仕事と機械加工のバランスを追求した家具を皆さまに提案しています。
「令和の家具事典」ではマルニ木工のこと、そして私たちが作る家具のことなどをお届けしていきたいと思います。
少しでも皆さまの暮らしのお役に立てますように。

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#19
長持ちの秘訣／ウレタン仕上げ

前回はオイル仕上げの家具のメンテナス方法を説明しました。木の家具を育てるという内容でしたが、それでもやはり、オイルの手入れは面倒！という方には、ウレタン樹脂塗装の家具がお勧めです。マルニ木工の家具のラインナップもウレタン樹脂塗装が一番多いのです。

というのも90年続く家具製作の中でオイル塗装製品がスタートしたのはほんの10数年前。つまりウレタン樹脂塗装はとても得意なのです。それは長く作り続けてきたクラシック家具によって培われたものです。

オイル塗装は湯上がりのローションのようなもの、と説明しました。それでいくとウレタン樹脂塗装は日焼け止めクリームに近いでしょうか。ウレタン樹脂で表面をコーティングするイメージです。HIROSHIMAアームチェアをはじめとするMARUNI COLLECTIONは木肌をしっかりと感じていただきたいという思いと、木の保護のバランスを考慮して、薄いウレタン樹脂塗装になっています。

ウレタン樹脂塗装の場合は、特別なメンテナンスは必要ありませんが、水分を長期的に放置すると、輪染みができますのでご注意ください。

✔普段のお手入れ
乾拭きで大丈夫です。

✔汚れがひどい時
中性洗剤（台所用洗剤でOK）を３～５％に薄めたぬるま湯に浸した柔らかい布をよく絞り、汚れを拭き取ってください。※必ず目立たない所で試してから行ってください。

メンテナンスが必要な場合

塗装がはがれた時は工場でのメンテナンスになります。
お預かりして塗装を全てはがし、再度全体を塗装する必要があります。少々お時間と金額が掛ってしまいますが、頻度でいうと十数年に１回あるかないかという位です。この点を除けば、メンテナンスが一番楽なのはウレタン樹脂塗装です。

メンテナンスをしながら、長くお使いいただきたい家具です。オイル塗装、ウレタン樹脂塗装、それぞれの特徴がございますので、ご自身にあったメンテナンスができる製品をお選びください。

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